食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06610510149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としての食用Jatropha curcas L.(Chuta)の使用条件及び規格の変更に関する安全性について科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2025年10月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月27日、規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としての食用Jatropha curcas L. (Chuta)の使用条件及び規格の変更に関する安全性について科学的意見書を公表した(9月29日採択、PDF版10ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9706)。概要は以下のとおり。 《背景》 欧州委員会からの要請を受け、EFSAの栄養・新食品・食物アレルゲンに関するパネル(NDAパネル)は、新食品に関する規則(EU) 2015/2283に準拠する新食品としての熱水処理されたJatropha curcas L.(Chuta)のカーネル(全粒あるいは粉砕粒)・粉末・ペーストに関する使用条件及び規格の変更について、科学的意見を表明するよう求められた。 《評価》 使用条件及び規格の変更要請の対象である当該新食品は、熱水処理したJatropha curcas L.のカーネル(Chuta)であり、以下、「Chuta」あるいは「Chutaカーネル」と言う。Chutaカーネルは、Chuta Nut GmbHの育種プログラムの文脈において作出された食用Jatropha curcas品種(「EdibleNut」品種と呼ばれる)から得られる。 〈既存の科学的意見書及び認可〉 2022年、NDAパネルは、ホールフード(用量: 100 g当該新食品/100 g)としての、さらに、シリアルバー・朝食用シリアル・ドライフルーツとの混合品等の食品成分(用量: 5 g当該新食品/100 g)としての使用を条件として、新食品としてのChutaカーネルの安全性を評価し、当該新食品は、提案された使用条件下において一般集団に対し安全であると結論している。 EFSA評価を受け、欧州委員会施行規則(EU) 2022/965により、Chutaは、EU域内における新食品としての市場投入が認可されている。当該認可は、ホールフードとしての、ならびに、シリアルバー・朝食用シリアル・ドライフルーツにおける食品成分(最大用量: 5 g/100 g)としての当該新食品の使用を対象とする。 〈提案された用途・用量〉 現在認可されている形態及び用途に加え、申請者は以下を意図している。 ・ 当該新食品の新たな形態2種を規格に追加する(粉末状カーネル及びペースト状カーネル、何れも粉砕カーネル100%にて構成される)。 ・ 現行の使用条件を変更する。認可済の食品カテゴリーにおいて、当該新食品のカーネル(全粒又は粉砕粒)の最大用量を5 g当該新食品/100 gから30 g当該新食品/100 gに引き上げる。 ・当該新食品の現行規格を変更する。主たる変更点は、総脂肪含有量の範囲である(54%~61%から54%~64%)。 提案されている集団は、青少年及び成人である。 《議論》 NDAパネルは、Chutaカーネルを粉末及びペーストに粉砕/微粉末化しても、当該新食品固有の栄養学的・化学的・生化学的成分組成に変化はない点に留意する。 当該新食品の製造に使用される食用栽培品種は、様々な量にてホルボールエステル類(PEs)を含有するJatropha curcas品種と表現型的には区別不能であることから、2022年の前回の意見書では、含有される可能性のあるPEsを当該新食品の摂取における主要なハザードと見なしている。 2015年、EFSAのフード・チェーンにおける汚染物質に関するパネル(CONTAMパネル)は、飼料摂食量及び成長への影響を示す、ブタを用いた亜慢性毒性試験に基づき、0.4 mg PEs/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)を設定している。毒性学的データは限定的であり、かつ、PEsの遺伝毒性ポテンシャルに関する不確実性が認められることから、400のばく露マージン(MoE)は、ヒトの健康リスクを排除するには不十分であると見なされた。 NDAパネルは、2022年のChutaカーネルに関する意見書において、食用Jatropha curcas(Chuta)及び非食用カーネルの遺伝毒性データを要請し、当該データを踏まえ、遺伝毒性に関する懸念は確認されないと結論している。さらに、保守的な(conservative)ばく露シナリオに基づくMoEは900以上と算出された。 本意見書においても同様に算定している。以下に、NOAEL 0.4 mg PEs/kg体重/日及び申請者提案の新たな用途・用量に基づく推定摂取量を用いて算出したMoEを示す。前回の意見書と同様、摂取される当該新食品の全てに検出限界(LOD)の2倍量のPEsが含有されるとの仮定の下、保守的なシナリオ設計し、MoEを算出した。 ・ 小児(1~3歳未満)、2.1 μg/kg体重/日、MoE 190 ・ その他の子供(3歳~10歳未満)、1.9 μg/kg体重/日、MoE 211 ・ 青少年(10歳~18歳未満)、1.1 μg/kg体重/日、MoE 364 ・ 成人(18歳以上)、0.86 μg/kg体重/日、MoE 465 更新された用量及びCONTAMパネル設定のNOAELに基づき、MoE最低値は小児に対する190と算出された。遺伝毒性の懸念はなく、かつ、ばく露推定に保守的なアプローチを適用している点を踏まえ、190というMoEは許容範囲内にあると判断される。 総括して、NDAパネルは、上記のばく露マージンは、当該新食品の安全な摂取を確保するために十分であると判断する。 《結論》 NDAパネルは、新たに提案された使用条件及び規格下において、当該新食品・Jatropha curcas L.(食用品種)のカーネル、粉末、ペーストは安全であると結論する。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9706 |
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