食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06610250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品接触材料の使用中のマイクロプラスチック及びナノプラスチックの放出に関する文献レビューに関する技術的報告書を公表
資料日付 2025年10月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月21日、食品接触材料の使用中のマイクロプラスチック及びナノプラスチックの放出に関する文献レビューに関する技術的報告書(10月15日承認、PDF版53ページ、doi: https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9733)を公表した。概要は以下のとおり。
 食品接触材料(FCM)の使用中にマイクロプラスチック及びナノプラスチック(MNP)が放出されるエビデンスを調査するため、2015年から2025年1月20日までに発表された研究について体系的な文献レビューを実施した。1,711件の出版物を特定し、そのうち122件をデータ抽出対象として選択した。より多くの背景情報を提供するために、さらに8件の出版物を追加した。大半の研究はマイクロプラスチックに関するものであり、ナノプラスチックに関するデータはほとんど存在しなかった。大半の出版物では、放出されたMNPの懸濁及びその後の分離のためのFCM接触媒体として水又は水性食品模擬物質を使用している。ミネラルウォーター以外の食品が試験されたケースはごくわずかである。FCMからのMNP放出を調査した出版物の数は多いにもかかわらず、FCMから放出されるMNPの特性と量に関する利用可能なエビデンスは依然として限定的である。多くの出版物は、試験条件やサンプル調製における方法論的な欠陥、分析データの信頼性の不足の影響を受けており、その結果、誤同定や誤計数が頻発している。FCMの使用中に生じる放出機序、汚染物質、類似物質、粒子数及び質量に関する知見に基づき、以下の結論が導かれる。(i) FCMの使用中にマイクロプラスチックが放出されるエビデンスが存在する、(ii) この放出は摩耗(abrasion)や摩擦(friction)等の機械的ストレス、あるいは開孔構造や繊維構造を有する材料に起因する、(iii) 不確実性は残るものの、実際の放出は多くの出版物で報告されている結果よりはるかに少ない。これらを全て考慮すると、現段階では、FCMの使用中のMNPへのばく露を推定するには十分な根拠は存在しない。本レビューは方法論的な欠陥とデータギャップを特定し、関連する今後の研究ニーズについて提言を行う。
(※補足)提言として、以下の特定されたギャップを補完することが推奨される。
1. ポリマーMNPの標準物質及びそれらを用いた回収試験を含む、検証済み試験プロトコルの不足
2. ナノ粒子(0.1 μm未満)及びマイクロ粒子(1 μm未満)の放出に関する情報(及び適切な分析方法とその組み合わせ)の不足
3. MNPとされる物質の組成、サイズ、量(数ベース及び質量ベース)の特定
4. 非極性のFCMプラスチックと非極性の脂肪性食品/模擬物質との接触
5. 模倣物質の可能性を考慮した、水以外の実際の食品を用いた試験
6. FCM由来のMNPの食事性ばく露量を推定し、他のばく露源との比較検討を行う必要性
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9733

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