食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06590200104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、調理済みパスタ製品に関連したリステリア集団感染に関する続報を公表
資料日付 2025年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月26日及び9月30日、調理済みパスタ製品(Prepared Pasta Meals)(訳注: 6月18日付初報では「チキン・アルフレッドのフェットチーネ製品(Chicken Fettuccine Alfredo Meals)」であった)に関連したリステリア集団感染に関する続報を公表した。概要は以下のとおり。
・9月26日付け続報
1. 新たに3人の患者が報告された。FreshRealm社は、「牛肉のミートボール・トマトソースのリングイネ製品(beef meatball marinara linguine meals)」が当該集団感染の原因菌株に陽性と判定されたため、その提供を中止した。同製品に使用されていたパスタはリステリア菌陽性と判定されたが、加熱調理済み(pre-cooked)パスタから採取した当該検体が、病因となっている菌株と同一かどうかについては、追加情報待ちである。影響を受けた食品は喫食せず、返品又は廃棄すること。
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、米国食品医薬品庁(FDA)、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、複数州にわたるリステリア・モノサイトゲネス集団感染について調査するために、様々な種類のデータを収集している。
 疫学、検査及び遡及調査のデータにより、FreshRealm社によって製造された特定の食事製品がリステリア・モノサイトゲネスに汚染されており、病因となっていることが示されている。Nate’s Fine Foods社のパスタは、FreshRealm社の「牛肉のミートボール・トマトソースのリングイネ製品」の原材料であった。このパスタはリステリア菌検査陽性と判定されており、病因となっている菌株と同一かどうかを調べるため、全ゲノムシークエンス解析(WGS)の結果が待たれている。汚染源と、他の製品が当該集団感染に関連しているかどうかを確認するための調査が進行中である。
3. 2025年6月18日の前回の更新以降、2州で合計3人の新たな患者が報告され、ユタ州から新たに1人の死亡が報告された。2025年9月25日現在、リステリア菌の当該集団感染株に感染した合計20人が15州(テキサス州、ルイジアナ州、ミシガン州、カリフォルニア州、他)から報告されている。患者の検体は、2024年8月1日から2025年9月11日までの間に収集された。情報が得られた20人のうち、19人が入院し、4人が死亡したと報告されている。イリノイ州、ミシガン州、テキサス州及びユタ州から1人ずつである。妊娠に関連した患者が1人おり、胎児は死亡した。
4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一か月間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集している。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=20) 範囲: 4歳~92歳、年齢中央値72歳
・性別(n=20) 女性: 65%、男性: 35%
・人種(n=18) 白人: 78%、アフリカ系米国人/黒人: 17%、アジア系:5%
・民族(n=19) 非ヒスパニック系: 89%、ヒスパニック系: 11%
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の一か月間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた13人のうち、7人(54%)が調理済み食事製品(precooked meals)を喫食したと報告し、4人(57%)が具体的に「チキン・アルフレッドのフェットチーネ」を喫食したと報告した。患者らは、Walmart及びKrogerの冷凍・冷蔵品売り場(refrigerated section)から製品を購入した。公衆衛生調査官は、他の製品が当該集団感染に関連しているかどうかを判断するために、引き続き、発症前に人々が何を喫食したかについての情報を収集する。聞き取り調査を受けた人の中で、影響を受けた「ミートボール・リングイネ製品」を喫食したと報告した人はいなかった。
6. WGSにより、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆している。
7. 2025年3月19日、FSISは所定の検査のFreshRealm社の「チキン・アルフレッドのフェットチーネ製品」検体中で当該集団感染株を確認した。
8. FreshRealm社は製品及び原材料を検査した。「牛肉のミートボール・トマトソースのリングイネ製品」は当該集団感染の原因菌株に陽性と判定された。これらの製品は流通していなかった。FreshRealm社は当該製品に使用されていた原材料を検査し、Nate’s Fine Foods社のパスタがリステリア・モノサイトゲネス陽性であることが確認された。WGSにより、これが病因となっている菌株と同一かどうかを判定中である。
・9月30日付け続報
1. 新たな加熱調理済みパスタ製品が影響を受けている。これらの製品は喫食せず、返品又は廃棄すること。調査の継続とともに、さらなるリコールが発表される可能性がある。新たなリコールについては、FDA及びFSISのウェブサイトを確認すること。
2. FreshRealm社は、「牛肉のミートボール・トマトソースのリングイネ製品」を検査した。この製品は、今回の集団感染で病因となったリステリア菌と同一の菌株に陽性と判定された。これらの製品は消費者向け販売用には流通していなかった。FreshRealm社は、当該製品に使用されていた原材料も検査した。当該製品に使用されていたパスタもリステリア菌に陽性と判定された。WGSの結果、当該パスタに含まれるリステリア菌は、病因となったリステリア菌と同一の菌株であることが示された。影響を受けたパスタの特定ロットを使用した企業は、これらのパスタを含む食品及び食事製品のリコールに取り組んでいる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/listeria/outbreaks/chicken-fettuccine-alfredo-06-25/index.html

利用上の注意事項

本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。

1 情報の収集・要約・翻訳について

 (1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。
 (2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
 (3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
 (4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
 (5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。

2 掲載情報と食品安全委員会の立場について

 (1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。
 (2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
 (3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
 (4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。

3 利用者の責務

 (1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。
 (2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
  ① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
  ② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
 (3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。