食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06570330344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、ベルギーの複数のナーシングホームにおける志賀毒素産生性大腸菌(STEC)感染の最新情報を公表
資料日付 2025年9月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は9月1日、ベルギーの複数のナーシングホームにおける志賀毒素産生性大腸菌(STEC)感染の最新情報を公表した。概要は以下のとおり。
 ここ数週間、ベルギーの複数のナーシングホームがSTECによる感染事例を報告し、調査が行われている。フランドル地域では、複数のナーシングホームにおける感染が、同一菌株によって引き起こされたことが確認された。ブリュッセル首都圏地域とワロン地域では、調査が今も進行中である。現在調査中又はすでに確認された報告は、8月18日と25日の週に現れた症状に関するものである。現時点では、新たな食品を介した感染の発生は示されていないが、限られた数のヒト-ヒト感染が発生した可能性はある。さらに、AFSCAは地域当局と緊密に連携し、これらの感染源について徹底的に調査している。
・ベルギーにおけるSTEC感染症の概要-確認済み及び調査中(9月1日時点の状況)
1. 感染被害を受けO157株が確認されたナーシングホーム: F(8)、W(0)、B(0)、合計: 8
2. 調査中のナーシングホーム: F(0)、W(3)、B(1)、合計: 4
3. STECの症状がある人: F(48)、W(14)、B(1)、合計: 63
4. 死亡: F(7)、W(1)、B(0)、合計: 8
(F: フランドル地域、W: ワロン地域、B: ブリュッセル首都圏地域)
・フランドル地域の現状(略)
・ワロン地域の状況(略)
・ブリュッセル首都圏地域の状況(略)
・徹底した食品の汚染源の探索が続けられている
 AFSCAは現在、感染の原因を特定するために徹底的な調査を行っている。これらの感染が数週間前にさかのぼるという事実が、調査を大幅に長引かせている。当庁検査官は、疑わしい症例が報告された各ナーシングホームを訪問し、手に入るかもしれない分析すべき食品の残りを採取している。
 いくつかの食品の残りはすでに集められたが、それらは調査対象の重要な期間とは一致していない。これらの残り物はナショナルリファレンスラボラトリー(NRL)に送られ、現在分析が行われている。さらに、AFSCAは、関係する施設に共通する食品供給業者と食品を特定するために、フードチェーンのマッピングを行っている。調査の現段階では、具体的な手がかりを示すには時期尚早である。AFSCAは、基本的な衛生ルール、特に手洗いをきちんと遵守することの重要性を強調し、特に脆弱な人々に対して、リスクの高い食品の調理・提供を行う際には、一層の警戒を呼びかけている。
 AFSCA広報のコメントは以下のとおり: 「調査は複雑であるが、AFSCAは原因特定に全てのリソースを動員している。本細菌の場合、感染から症状が現れるまで最長で9日かかることがある。この期間に、医学的診断を下すのに必要な時間も加わり、調査の開始が遅れた。食品に関連する原因が考慮されて初めて、AFSCAは介入できる。我々は細心の注意を払って行動しなければならない。2011年に欧州を襲った大腸菌による集団感染(epidemie)は、性急な結論を出さないことを我々に教えた。当時、トマトとキュウリが誤って原因とされた。真の原因である発芽種子が特定されたのは、それから数か月後であった」。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL https://favv-afsca.be/fr/contaminations-par-stec-dans-plusieurs-maisons-de-repos-en-belgique-mise-jour
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