食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06570310104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、宅配食に関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2025年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は9月5日、宅配食に関連したサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC及び複数州の公衆衛生当局は、Metabolic Meals社が製造した特定の宅配食に関連する複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染について調査を行っている。当該調査の進行中は、当該集団感染に関係し得るMetabolic Meals社の製品を喫食してはならない。冷蔵庫及び冷凍庫にこれらの製品がないか確認し、それらを廃棄するか、Metabolic Meals社に連絡すること。
 当該集団感染に関係し得るMetabolic Meals社の宅配サービス製品の例:4種のチーズトルテリーニのペストソース、グリルチキン添え/低糖質照り焼きチキンと野菜/他
2. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びに米国農務省食品安全検査局(USDA-FSIS)は、複数州にわたるSalmonella Enteritidis集団感染について調査するために、様々な種類のデータを収集している。
 疫学的データにより、Metabolic Meals社が製造した特定の宅配メニューがS. Enteritidisに汚染され、病因となっている可能性が示されている。
3. 2025年9月5日時点で、サルモネラ属菌の当該集団感染株に感染した16人が10州(カリフォルニア州、ミズーリ州、他)から報告されている。発症日は2025年7月24日から8月15日までである。情報が得られた15人のうち、7人が入院しており、死亡者の報告はない。
4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集している。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。
 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。
・年齢(n=16) 範囲: 0歳~96歳、年齢中央値56歳
・性別(n=16) 女性: 56%、男性: 44%
・人種(n=13) 白人: 100%、アフリカ系米国人/黒人: 0%、アメリカ先住民又はアラスカ先住民: 0%、アジア系: 0%、ハワイ先住民又はその他の太平洋島民: 0%、複数人種を報告: 0%
・民族(n=14) 非ヒスパニック系: 93%、ヒスパニック系: 7%
5. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の一週間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた12人のうち、10人(83%)がMetabolic Meals社の調理済みメニュー品目を喫食したと報告した。これは、本集団感染の患者が、Metabolic Meals社製の特定の調理済みメニュー品目を喫食したことにより発症したことを示唆している。
6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆する。
7. WGSにより16人の検体由来の細菌は、ナリジクス酸耐性であり、シプロフロキサシン非感受性(nonsusceptibility to ciprofloxacin、NSC)であることが予測された。サルモネラ症のほとんどの患者は抗菌性物質なしで回復する。ただし、抗菌性物質が必要な場合、今回の集団感染の一部の患者は一般的に推奨されている抗菌性物質では治療が難しい場合があり、別の抗菌性物質の選択が必要になる場合がある。さらなる情報は、全米薬剤耐性監視システム(NARMS)のサイトで入手できる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/outbreaks/homedeliverymeals-09-25/index.html
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