食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06570090150
タイトル 欧州化学品庁(ECHA)、PFAS規制案の改訂版を公表
資料日付 2025年8月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州化学品庁(ECHA)は8月20日、PFAS規制案の改訂版を公表した。概要は以下のとおり。
 ECHAは、欧州連合(EU)の化学物質規制であるREACHの下で、パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)を規制するための改訂版を公表した。この改訂版は、2023年1月に最初の提案を提出したデンマーク、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンの当局によって作成された。
 5か国の当局は、ドシエ提出者として、2023年の協議期間中に第三者から寄せられた5,600件以上の科学的及び技術的なコメントの評価を完了した。収集されたエビデンスに基づき、最初の規制案を改訂した。この改訂版報告書(背景文書)は、ECHAの委員会の意見の根拠となる。この文書は、委員会の評価に基づいて、さらに改訂される可能性がある。
 5か国の当局は、最初の提案では具体的に言及されていなかった8つの分野を特定し、評価を実施した。これらの分野は以下のとおりである。
? 印刷用途
? シーリング用途(訳注 パッキンなど)
? 機械用途(訳注 潤滑剤など)
? 医薬品の一次包装材料や賦形剤などのその他の医療用途
? 軍事用途
? 爆発物
? 技術繊維(technical textiles)(訳注 防火布など)
? 溶剤や触媒などのより広範な産業用途
 さらに、全面禁止または特定の用途に対する時限的な例外を伴う禁止に加えて、代替的な規制オプションも検討されている。これらのオプションには、リスクが管理できる場合にPFASの継続的な製造、上市、または使用を許可する条件が含まれる。これらの代替オプションは、ドシエ提出者によって、以下の分野について評価されている。
? PFAS製造
? 輸送
? 電子機器及び半導体
? エネルギー
? シーリング用途
? 機械用途
? 技術繊維
 ECHAのリスク評価科学委員会(RAC)と社会経済分析科学委員会(SEAC)は、提案された規制の評価を継続している。ECHAは、透明性、独立性、そして質の高いRAC及びSEACの意見を、できる限り速やかに欧州委員会に提出することを目指している。
 欧州委員会は、EU加盟国と協議の上、最終的に規制について決定する。
 背景
 EU/欧州経済領域(EEA)におけるPFAS規制案は、デンマーク、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデンの当局によって作成され、2023年1月13日にECHAに提出された。当該規制案は、PFASの環境への排出を削減し、人々にとって製品とプロセスをより安全なものにすることを目的としている。協議は2023年3月22日-9月25日の6か月間にわたって行われた。
 現在、EU加盟国の独立した専門家で構成されるECHAの科学委員会が、当該規制案を評価している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 欧州化学品庁(ECHA)
URL https://www.echa.europa.eu/-/echa-publishes-updated-pfas-restriction-proposal
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