食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06560680105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、インドネシアの企業から輸入された特定の冷凍エビを喫食、販売、又は提供しないよう国民に勧告
資料日付 2025年8月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月19日、インドネシアの企業から輸入された特定の冷凍エビを喫食、販売、又は提供しないよう国民に勧告した。概要は以下のとおり。
 PT. Bahari Makmur Sejati社から輸入された冷凍エビは、連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)に違反している。FDAは現在調査中である。
1. 影響を受ける製品と店舗
 インドネシアに拠点を置くPT. Bahari Makmur Sejati社(BMS Foodsとして事業を展開)が加工し、アラバマ州、アーカンソー州、フロリダ州、他(計13州)のウォルマート店舗で販売されている特定の冷凍生エビ製品(Great Valueブランド冷凍生エビ、3ロット)。
 現時点では、セシウム137(Cs-137)の検査で陽性を示した、あるいは警報を発した製品は、米国市場で流通していない。FDAは、米国税関・国境警備局(CBP)によるCs-137の最初の検出日以降に、PT. Bahari Makmur Sejat社から製品を受け取ったが、Cs-137の警報を発しなかった貨物を扱う販売業者及び小売業者と協力し、企業に対してリコールを行うよう勧告した。FDAは、他の情報と併せて、PT. Bahari Makmur Sejati社の製品が、不衛生な状況で製造、包装、又は保管されていた可能性があり、Cs-137に汚染され、安全性上の懸念が生じる可能性があるとして、FFDCAに違反していると判断した。
 FDAはまた、PT. Bahari Makmur Sejati社を化学物質汚染に関する新たな輸入警告の対象に追加し、当該企業が違反の原因となった状況を是正するまで、同社製品の米国への輸入を禁止した。
 FDAの調査は継続中である。この勧告は、新たな情報が得られ次第、更新される。
2. セシウムばく露による健康影響
 FDAは、PT. Bahari Makmur Sejati社から輸入された冷凍エビの貨物1件からCs-137を検出したが、米国市場では流通しなかった。差し押さえられた貨物から検出されたCs-137のレベルは約68 Bq/kgで、FDAが導出したCs-137の介入レベルである1,200 Bq/kgを下回っている。このレベルであれば、消費者に急性の危害を及ぼすことはない。FDAが検査した当該貨物と同様のCs-137レベルの製品を避けることは、長期間にわたる継続的なばく露により健康影響をもたらす可能性のある低レベル放射線へのばく露を減らすための措置である。
 長期にわたる反復的な低線量ばく露(例えば、汚染された食品や水の長期にわたる摂取)による主な健康影響は、体内の生きている細胞内のDNA損傷に起因するがんリスクの上昇である。Cs-137と健康に関する追加情報は、米国疾病管理予防センター(CDC)の毒性物質疾病登録庁(ATSDR)の資料から入手可能である。
3. 勧告事項
・最近、ウォルマートでGreat Valueブランドの生冷凍エビの対象ロットの製品を購入した場合は、廃棄すること。この製品を喫食、提供してはならない。
・販売業者及び小売業者は、この製品を廃棄し、販売又は提供してはならない。
・自身が高レベルのセシウムにばく露したと疑われる場合は、医療提供者に相談すること。
 CDC-ATSDRの資料「ToxFAQs」(2ページ)は、以下のURLから入手可能。
https://www.atsdr.cdc.gov/toxfaqs/tfacts157.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/alerts-advisories-safety-information/fda-advises-public-not-eat-sell-or-serve-certain-imported-frozen-shrimp-indonesian-firm
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