食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06560670325
タイトル 米国国立衛生研究所(NIH)、母親の食事が乳児の食物アレルギーの初期症状を予防するかどうかを検証する研究について公表
資料日付 2025年8月5日
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概要(記事)  米国国立衛生研究所(NIH)は8月5日、母親の食事が乳児の食物アレルギーの初期症状を予防するかどうかを検証する研究について公表した。概要は以下のとおり。
 NIHの試験で、妊娠中、授乳中のピーナッツ、卵の摂取が、乳児を保護するかどうかを評価する。
 NIHが後援する臨床試験が本日開始された。この試験では、妊娠中及び授乳中に母親がピーナッツ及び卵を摂取することで、乳児がこれらの食品に対するアレルギーの初期症状の発症を予防するかどうかを検証する。米国の小児の約8%が食物アレルギーに罹患しており、重篤な、あるいは生命を脅かす反応を引き起こすことがある。ピーナッツ及び卵の2種類の食品は、乳幼児期に最も一般的な食物アレルゲンである。当該研究では、母親自身にはピーナッツ及び卵にアレルギーはないが、その母親の親、兄弟姉妹、又は子供にアレルギー疾患があるため、乳幼児の食物アレルギーのリスクが高い妊婦が登録される予定である。NIHの国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が当該試験に資金提供している。
 「ピーナッツや卵等の食物アレルゲンを生後4~6か月頃の乳児の食事に取り入れることは、食物アレルギー予防の重要な要素であることが証明されているが、この介入は一部の子供にとって遅すぎる場合がある。」と、NIAIDのアレルギー・喘息・気道生物学部門の責任者であるAlkis Togias氏は述べている。「食物アレルギーのリスクが高い子供らの発症を防ぐために、追加の、より早期の戦略が必要である。」
 研究によると、一部の乳児はピーナッツや卵製品を摂取する前に、その免疫システムにより、すでにこれらの食品に対する免疫グロブリンE(IgE)と呼ばれる抗体が産生されており、そしてこの抗体は食物アレルギーの前駆体(precursor)であることが明らかになっている。これらの知見は、固形食の導入に先立って、幼児期の食物アレルギー予防戦略を開発する必要性を示している。
 これまでのところ、妊娠中及び授乳中の母親によるアレルゲンを含む食品の摂取又は回避と、乳児の食物アレルギーの発症との関連性を調べた研究では、矛盾する結果が得られている。この新たな臨床試験は、妊娠中の母親の出産前後の食事にピーナッツと卵を含めることで、乳児がこれらの食品を喫食する前にこれらの食品に対してIgEを産生するのを防ぐ効果を明確に検証することを目的としている。
 当該研究チームは、504組の母子ペアを登録する予定で、その4分の1はニューヨーク州RochesterのRochester医科大学で、4分の3は全国の他の場所で登録される予定である。母親らは、妊娠後期から授乳期間中、ピーナッツ及び卵を摂取するグループと摂取しないグループに無作為に割り当てられる予定である。調査員らは、必要に応じて、毎週摂取するピーナッツと卵の量、又はピーナッツと卵の摂取を避ける方法に関する指導を行う予定である。母親は、少なくとも3か月間は乳児に母乳のみを与えるよう奨励される予定である。当該研究の主な目的は、4~6か月齢でピーナッツ、卵、又はその両方に対する血液中のIgEを持っている各グループの乳児の割合を、それらの食品を摂取する前に把握することである。
 研究調査員らやデータの評価と分析に携わる他の関係者は、どの母子ペアがピーナッツと卵の回避グループに属し、どの母子のペアが摂取グループに属しているかを知らされない予定である。母子ペアは、子供が1歳になるまで追跡される予定である。
 ピーナッツと卵の摂取又は回避に関する妊婦研究(Expecting Mother’s Study of Consumption or Avoidance of Peanut and Egg(ESCAPE))と呼ばれるこの研究は、Rochester医科大学の小児アレルギー及び免疫学の責任者であり、小児アレルギー学における創設者特別教授であるKirsi Jarvinen-Seppo氏(M.D., Ph.D)が主導する。結果は2029年に発表される予定である。
(※補足) ClinicalTrials.govの試験識別番号はNCT06260956である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国衛生研究所(NIH)
情報源(報道) 米国衛生研究所(NIH)
URL https://www.nih.gov/news-events/news-releases/study-test-if-mothers-diet-prevents-early-sign-food-allergy-babies

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