食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06560500301
タイトル 論文紹介:「クレード2.3.4.4bのインフルエンザA(H5Nx)ウイルスのサーベイランスに向けた新規デジタルPCRアッセイ」
資料日付 2025年8月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance(2025, 30(33):pii=2500183、doi: 10.2807/1560-7917.ES.2025.30.33.2500183)に掲載された論文「クレード2.3.4.4bのインフルエンザA(H5Nx)ウイルスのサーベイランスに向けた新規デジタルPCRアッセイ(Novel (d)PCR assays for influenza A(H5Nx) viruses clade 2.3.4.4b surveillance)、著者G Buttinger, A Marchini(European Commission, Joint Research Centre (JRC), ベルギー)ら」の概要は以下のとおり。
・背景
 2024年3月以降、米国の乳牛において、クレード2.3.4.4bに属する高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)ウイルスによる症例が報告されており、その後鳥類及びヒトを含む他の哺乳類種への異種間伝播(spillover)が発生している。ヒトからヒトへの伝播は報告されていないものの、当該ウイルスの哺乳類への感染能力や適応の可能性は公衆衛生上の懸念事項となっており、監視及び準備対応の強化が必要とされている。
・目的
 生物学的検体及び環境検体中の2.3.4.4bのインフルエンザA(H5N1)ウイルスを検出・定量するためのデジタルRT-PCRアッセイの開発を目的とした。
・方法
 2.3.4.4bに属するA(H5N1)ウイルスのマトリックスタンパク質(JRC-MP)遺伝子及びヘマグルチニン(JRC-HA)遺伝子を標的とする2種類のデジタルRT-PCRアッセイを開発した。包括性及び排他性についてのin silico評価を行った後、感染動物試料由来のインフルエンザA(H5N1)ウイルスから抽出したRNAを用いて当該アッセイの性能を評価し、また多様な標的及び非標的分離株を用いた複数施設間演習、及び2.3.4.4bのA(H5N1)ウイルスRNAを添加した又は陰性の下水検体に対する評価を行った。
・結果
 JRC-MPアッセイでは異なる亜型及び起源のA型インフルエンザウイルスが検出され、JRC-HAアッセイではHPAI A(H5Nx) 2.3.4.4b株が特異的に検出された。これらのアッセイの感度は高く、複数施設間演習において一貫した結果を示した。また、下水検体においても、共存する他成分が存在するにもかかわらず、標的RNAを高精度で検出し、下水サーベイランスプログラムへの利用可能性を支持する結果となった。
・結論
 人獣共通感染症である鳥インフルエンザのサーベイランスに向けたワンヘルス戦略に沿った、監視の強化及び感染管理対策に向けて、生物学的検体及び環境検体中の2.3.4.4bに属するインフルエンザA(H5Nx)を迅速かつ高感度に検出するために、これら2つのアッセイの併用を提案する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Eurosurveillance(2025, 30(33):pii=2500183)
URL https://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2025.30.33.2500183

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