食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06560300544 |
タイトル | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)、有害物質アップデート2025年7号(2025年7月)を公表 |
資料日付 | 2025年8月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA)は7月、有害物質アップデート2025年7号(2025年7月)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 有害物質評価目標: 改善の進展 2. 新規有効成分イプフルフェノキン(ipflufenoquin)を含有する果樹用殺菌剤を承認 3. 電気・電子機器廃棄物(e-waste)の輸送に関する最新情報 4. クロルピリホス(chlorpyrifos)の段階的廃止が決定 クロルピリホスは欧州連合(EU)とカナダで禁止されており、オーストラリアではその使用が厳しく制限されている。また、ニュージーランドが締約国であるストックホルム条約によって、国際的に段階的に廃止されつつある。 NZEPAはクロルピリホスを再評価し、ヒトや環境へのリスクがベネフィットを上回るとして、その承認を取り消した。使用の証拠がない承認は、直ちに取り消された。 クロルピリホスを散布するための物質に関する承認は、2026年1月8日まで6か月間の段階的廃止が適用される。農業従事者が、New Zealand grass grub(※訳注: Costelytra zealandica(コウチュウ目コガネムシ科))を防除するためのクロルピリホスの代替製品を見つけられるよう支援するために、顆粒物質充填剤1件の承認について、禁止は2027年1月8日まで18か月延長された。 様々な形でクロルピリホスにばく露される可能性のある人々(作業者、再び入る作業員、居合わせた人)には健康リスクが存在するが、特に子どもへの健康リスクが懸念される。このような理由で、NZEPAは公共の場所でのクロルピリホスの使用を即時に禁止する措置を実施した。 クロルピリホスは、環境に対する重大なリスクも有する。 当該再評価に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://environmentalprotectionauthority.createsend1.com/t/r-i-tkltdho-l-i/ 5. 農業・園芸セクターリーダーズフォーラムの最新情報 6. クロルタールジメチル(chlorthal-dimethyl)含有除草剤を禁止する提案についての意見募集 NZEPAはクロルタールジメチル含有除草剤の再評価中に、その承認を取り消すことを提案している。 クロルタールジメチルは、ニュージーランドで一部の野菜作物のwireweed(※訳注: 学名Polygonum aviculare(ミチヤナギ))を防除するための発芽前除草剤として使用されている。 2024年にNZEPAは、胎児の発達への影響に関する重大な懸念を理由に、当該化学物質に規制を設けた。これは、米国環境保護庁(EPA)が発出した緊急停止命令を受けたものであった。 毒性学的研究のレビューにより、潜在的なリスクが確認された。 妊婦中に当該化学物質にばく露された場合、内分泌作用が胎児の発達に悪影響を与え、影響を受けた子に重大な影響をもたらす可能性がある。その結果、低出生体重や、脳の発達や運動能力の障害など、生涯にわたる不可逆的な影響が生じる可能性がある。 研究の結果から、クロルタールジメチルは地下水汚染を引き起こす可能性があることも示された。 意見募集の締め切りは10月6日である。 当該意見募集に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://environmentalprotectionauthority.createsend1.com/t/r-i-tkltdho-l-k/ 7. オーストラレーシア環境毒性学・化学会(SETAC AU)/オーストラレーシア毒性学・リスク評価学会(ACTRA)の会議に先立って開催されるワークショップに今すぐ登録を 8. タトゥーインクについて考える 9. 処理済み種子に関するさらなる情報の呼びかけ NZEPAは、処理済み種子のグループ基準案に関する意見の要約報告書を完成させ、さらなる情報を求めている。3月31日に終了した公開協議を経て、NZEPAはより詳しい情報を必要とするいくつかの分野を特定した。 NZEPAは、5つの特定のテーマについて、さらに詳しい情報を求めている。締め切りは8月12日である。公聴会が開催され、意思決定委員会が提案と一般からの意見を検討する。公聴会の時期は2025年第4四半期に予定されている。 当該情報提供の呼びかけに関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://environmentalprotectionauthority.createsend1.com/t/r-i-tkltdho-l-m/ 10. 殺虫剤に関するWorkSafeのガイダンス WorkSafe(※訳注:ニュージーランドの労働安全衛生の主要な規制機関)は最近、有機リン系及びカーバメート系殺虫剤がヒトの健康に及ぼす影響と、リスクを最小限に抑えるためにできることを示した簡易ガイドを発表した。 当該ガイダンスに関する詳細は以下のURLから閲覧可能。 https://environmentalprotectionauthority.createsend1.com/t/r-i-tkltdho-l-c/ 11. 輸入業者及び製造業者の報告要件に関する注意喚起のメッセージ 12. 新生物について 13. 留意すべき今後の日程(2025年9月~2026年5月) 14. 化学物質の輸入又は製造に関する最新の決定(9件) |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA) |
情報源(報道) | ニュージーランド環境保護庁(NZEPA) |
URL | https://environmentalprotectionauthority2.createsend.com/campaigns/reports/viewCampaign.aspx?d=r&c=BC299ED6E1D2CDE5&ID=406EC46487A0D87D2540EF23F30FEDED&temp=False&tx=0&source=Report |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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