食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06551270316
タイトル ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)、欧州緊急警報システム(RASFF)に関する2024年度報告書の概要を公表
資料日付 2025年7月24日
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概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は7月24日、欧州緊急警報システム(RASFF)に関する2024年度報告書の概要を公表した。概要は以下のとおり。
 2024年、RASFFには、初めて年間で5,300件以上の通知が登録された。新たな現象は、精神活性物質ムシモールを含む菓子類に関する報告である。ムシモールは自然界では一部のキノコに存在し、主にフルーツグミから検出されている。ドイツ当局だけでも、昨年RASFFに6件の通知を提出した。
 ムシモールは、摂取量に応じて急性中毒症状を引き起こす可能性がある。これらの製品は一般的な菓子に似ていることが多く、特に子供にとって魅力的であり、危険性が高い。摂取量によっては、1~2個のフルーツグミでも幻覚、錯乱、嘔吐、さらには昏睡を引き起こす可能性がある。そのため、ドイツ当局は複数のリコールを開始し、影響を受けた製品を市場から確実に撤去した。
 2024年に提出されたRASFF通知の約12%(623件)は、ドイツ当局により発信された。加盟国の中で、唯一オランダがRASFFをドイツより多く活用した(752件)。ドイツは、潜在的に有害な食品、飼料、食品接触材料に関する通知を合計約1,100件受信した。
 約91%が食品に関するものであった。最も一般的な警告理由は、果物、野菜、ドライフルーツに含まれる残留農薬とかび毒、ナッツ及びナッツ製品に含まれるアフラトキシン類、家きん肉に含まれるサルモネラ菌の検出であった。飼料に関する主な警告理由(通知の約6%)は、サルモネラ菌汚染であった。通知の3%は、食器、カトラリー、ベーキング型、調理器具などの食品接触材料に関するものであり、第一級芳香族アミン、ホルムアルデヒド、メラミンなどの望ましくない物質の移行について警告が発信されていた。
 2024年度RASFF報告書は以下のURLより入手可能である。
https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fokusmeldungen/01_lebensmittel/2025/HI_RASFF-Meldungen-2024.html?nn=12429764
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2025/PM_RASFF-Meldungen-2024.html
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