食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06551220105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、時代遅れとなった52の食用製品の識別規格を廃止すると公表
資料日付 2025年7月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は7月16日、時代遅れとなった52の食品識別規格を廃止すると公表した。概要は以下のとおり。
 当該措置は、トランプ政権の規制緩和イニシアチブに基づくものである。
 FDAは、52の食品規格が時代遅れで不要であると結論し、当該規格を廃止する、又は廃止することを提案すると発表した。当該52規格の対象は、果物・野菜の缶詰、乳製品、ベイクド食品、マカロニ製品、その他の食品である。
 当該措置は、250を超える食品の識別規格(Standards of Identity(SOI))が有用かつ適切であり、可能な限り最適な方法で消費者に役立つことを確認するために、FDAが現在実施している当該規格のポートフォリオ分析から得られた最初の成果である。これらの規格の廃止は、米国保健福祉省(HHS)が最も必要とされる場所にリソースを集中させるための広範な取り組みと一致するものであり、その結果として、米国民により良い結果がもたらされる。
 FDAは、1939年に「誠実かつ公正な取引」を促進し、特定の食品の特性、原材料、及び製造工程が消費者の期待するものと合致していることを保証するために、食品規格の制定を開始した。しかし、食品科学、農業、生産慣行が進歩し、消費者保護策が追加されたことにより、これらの古くて厳格な「レシピ規格」の多くが不要になった。
 本日の措置には、以下の公表(※補足)が含まれる。
1. 米国の食料品店で販売されなくなった11種類の果物・野菜の缶詰の規格を廃止する、直接最終規則(direct final rule)。これにはサッカリン又はサッカリンナトリウムで人工的に甘み付けした果物に対する7件の規格が含まれる。FDAは、重大な反対意見を受け取り、当該直接最終規則が撤回された場合に備えて、連邦官報の同号で関連規則案(companion proposed rule)を発行しており、FDAはこれらの変更を実施するために規則案を進める必要がある。
2. 特定の乳製品及びクリーム製品、チーズ及び関連するチーズ製品、冷菓等、18種類の乳製品の規格を廃止することになる規則案。
3. ベーカリー製品、マカロニ製品及びヌードル製品、缶入りフルーツジュース、魚貝類、ならびに食品ドレッシング及び香料等、23種類の食用製品の規格を廃止することになる規則案。
 2件の規則案に記載されている規格の多くは、原材料の安全性、原材料表示、食品包装、安全な食品製造及び製造慣行、ならびに栄養表示情報及び強調表示に関する要件等、比較的最近の消費者保護策よりも前から存在するものである。
 5月13日、HHS及びFDAは、時代遅れ又は不要な規制を特定し、廃止するための情報提供依頼(Request for Information、RFI)を発行した。このイニシアチブは、トランプ大統領の大統領令14192「規制緩和により繁栄を解き放つ(Unleashing Prosperity Through Deregulation)」に沿って、規制の負担を軽減し、透明性を高めるための広範な連邦政府の取り組みを支援するものである。
※補足:2025年7月17日付けで公表された官報のPDFは、以下のURLから入手可能。
1.直接最終規則:「現在販売されていない11製品の食品規格の廃止」
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-07-17/pdf/2025-13421.pdf
関連規則案:「現在販売されていない11製品の食品規格の廃止」
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-07-17/pdf/2025-13423.pdf
2. 「乳製品の識別規格18件の廃止案」
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-07-17/pdf/2025-13424.pdf
3. 「食品の識別規格23件の廃止案」
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-07-17/pdf/2025-13420.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-revoke-52-obsolete-standards-identity-food-products
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