食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06551180549
タイトル スペイン保健省、国内で発生した中毒事例を受け、医学的に正当化されないビタミンDサプリメントの摂取に関する警告を行う
資料日付 2025年7月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペイン保健省は7月16日、国内で発生した中毒事例を受け、医学的に正当化されないビタミンDサプリメントの摂取に関する警告を行った。概要は以下のとおり。
 保健省は、国民及び医療専門家に対し、慎重かつ科学的エビデンスに基づいたビタミンDの使用の重要性を改めて呼び掛ける。これは、診断分析の依頼やサプリメント摂取に係る指示を含む全ての場面において適用される。
 ビタミンDは、骨代謝及びカルシウム調節に不可欠な役割を果たすが、効果がないもの、あるいは潜在的に有害なものとならないように、その使用は、十分に根拠がある臨床基準に適合されるべきである。
「一般化されたスクリーニングも無分別なサプリメント摂取も行わないこと」
 体内におけるビタミンDの主な供給源は、日光へのばく露による皮膚での合成である。臨床ガイドラインにおいても、特定のリスク因子がない無症状の個人を対象とした集団スクリーニング、及び血清 25-水酸化ビタミンD(25(OH)D)濃度の定期的な測定は、正当化されるものではないと示されている。
 明確な医学的指示がないサプリメントの使用も推奨されない。不必要なサプリメント摂取は、推奨用量を超える場合は特に、副作用につながる可能性がある。入手可能なエビデンスで、ビタミンDがもたらす非筋骨格系ベネフィットを、決定的に裏付けているものはない。
「ビタミンDの測定に向けた臨床的指示」
 ビタミンDの測定が正当化される状況は以下のとおり。
・ビタミンD欠乏症又は骨代謝障害(骨軟化症等)と一致する症状を呈する患者
・(転倒や骨折のリスクを伴う)施設入居高齢者
・代謝を妨げる慢性疾患の患者(重度の腎不全又は肝不全、炎症性腸疾患、肥満手術、吸収不良)
・ビタミンDの吸収又は活性化を阻害する医薬品(グルココルチコイド、抗てんかん薬)による治療
・ビタミンD過剰による中毒の疑い
「適切な量及び医学的管理によるサプリメント摂取」
 米国の全米医学アカデミー(NAM)によると、2~20 ng/mLの血清25(OH)D濃度は、米国人口97.5%の必要量を充足させる。これらの閾値を下回る場合、特に高齢者、施設入居者、骨粗しょう症患者においては、臨床状況に応じた400~2,000 IU/日の用量でのサプリメント摂取が正当化され得る。ビタミンDは、常に専門家の監督下で処方されるべきである。
「実際のリスク:最近の中毒事例」
 2025年5月、バレアレス諸島において1件の保健警報が記録された。オンライン販売された欠陥のあるサプリメントを摂取した16人が、高カルシウム血症、腎不全、不整脈等の重篤な臨床症状によって入院することとなった。スペイン食品安全栄養庁(AESAN)は、当該製品(Advanced Vitamin X)に関する具体的な警報を出した。
 また、スペイン医薬品・医療機器庁(AEMPS)でも、成人及び未成年における過剰摂取による重篤な高カルシウム血症の過去の事例を記録している。
 AESAN公表の警報(7月3日付)は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.aesan.gob.es/AECOSAN/web/seguridad_alimentaria/ampliacion/2025_32.htm
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン保健省
情報源(報道) スペイン保健省
URL https://www.sanidad.gob.es/gabinete/notasPrensa.do?id=6722

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