食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06541220149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、水生動物種に使用する葉酸(folic acid)からなる飼料添加物の安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年7月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月16日、水生動物種に使用する葉酸(folic acid)からなる飼料添加物の安全性に関する科学的意見書(6月24日採択、PDF版8ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9539)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会の要請を受け、EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、水生動物種の栄養添加物(nutritional additive)(機能グループ: ビタミン、プロビタミン及び同様の効果を持つ化学的に明確に定義された物質)として使用される葉酸からなる飼料添加物の安全性に関する科学的意見書の提出を求められた。当該添加物の特性、安全性、有効性は以前に評価されているが、FEEDAPパネルは、一部の水生動物種において必要量と許容量の間の狭いマージンを考慮し、全ての魚類及び甲殻類種に対して安全な最大量を設定できず、当該添加物の補給量は様々な水生動物種の必要量を超えないようにすべきであると判断した。さらに、FEEDAPパネルは、水生動物種における葉酸の安全な最大量を設定するため、さらなる研究を実施することを推奨した。今回の評価において、申請者は広範な文献検索により取得した新たな情報を提出した。新たに提出されたデータの評価後、FEEDAPパネルは、水生動物種の栄養必要量を満たすための葉酸の使用は安全であると判断した以前の結論を繰り返している。しかしながら、FEEDAPパネルは、全ての魚類、甲殻類、軟体動物種における安全な最大量を設定する立場にない。一部の水生動物種において、必要量と許容量の間の狭いマージンを考慮し、FEEDAPパネルは、その補給量は、国際的な科学的機関によって認められた様々な水生動物種の必要量を超えるべきではないと考えている。 (※補足)FEEDAPパネルは、葉酸の必要量に関する情報は一部の種に限られていることを認識している。特に、国立研究評議会(※訳注)は、海洋及び淡水魚類(サケ科魚類を含む)に対して1~2 mg/kg飼料(乾物量ベース)の必要量を、エビに対して2~5 mg/kg飼料(乾物量ベース)の必要量を提案している。しかし、 最近の文献で報告されているように、必要量は複数の要因(例; 魚種、発達段階)によって影響を受ける可能性がある。従って、FEEDAPパネルは、全ての水生動物種に対する葉酸の必要量を特定する立場にない。 (※訳注) Nutrient Requirements of Fish and Shrimp. The National Academies Press. https://nap.nationalacademies.org/catalog/13039/nutrient-requirements-of-fish-and-shrimp |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9539 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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