食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06541160548
タイトル イタリア農業・食料主権・森林省(Masaf)、ヘンプの花序のあらゆる形態での販売禁止が盛り込まれている緊急政令に対するLollobrigida大臣の発言を公表
資料日付 2025年7月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  イタリア農業・食料主権・森林省(Masaf)は7月9日、ヘンプの花序のあらゆる形態での販売禁止が盛り込まれている緊急政令に対するLollobrigida大臣の発言を公表した。概要は以下のとおり。
「産業用ヘンプサプライチェーンにおける事業者及び企業の経済的安定確保に向けた緊急イニシアチブに関する回答」
 提起された質問は、ここ数週間において公衆の間に広範な議論を引き起こしているテーマを明確にする機会を、私に与えてくれるものである。
 公衆の間の広範な議論は、しかしながらある程度の混乱もあり、政府の求める介入策に対する偏った解釈及び都合の良い解釈により加熱してることも多い。
 まず、ヘンプを栽培する農業事業者に対しては、安心してほしい。政府は、この業界全体を違法とする意図は決してなく、ましてや常に完全に合法的に事業を行ってきた何千もの経済事業者を無差別に標的としたりする意図はない。
 むしろ目的は、長らく、規制が不確実である状況が利用され、合法性との境界での商業慣行が助長されてきた歪んだ現象を食い止めることであり、これは、ヘンプ栽培の支援、及び関連する農業産業サプライチェーンの促進を意図した2016年12月2日付法律(Legge)第242号の精神及び解釈とは明らかに矛盾するものである。
 この立法介入は、主に公衆の衛生・安全への懸念を動機としており、花序の摂取が、摂取者の精神状態の変化を通じて、公共の安全・安心、あるいは交通安全を危険にさらす行動を助長することを防止することを目的としている。本立法介入は、イタリア高等保健評議会(Consiglio Superiore di Sanita:CSS)の2024年の意見書における勧告、及び2023年12月4日付の国家バイオセーフティ・バイオテクノロジー・ライフサイエンス委員会(Comitato Nazionale per la Biosicurezza, le biotecnologie e le scienze della vita)の勧告に基づいている。
 この目的により、また産業用ヘンプ部門の重要性を十分に認識した上で、政府は、言及されている政令の第18条をもって介入を行った。新たな規定の影響を明確かつ簡潔に表現すれば、後退は一切なく、合法だったものは引き続き合法であると明言する。また、禁止されていたものは引き続き禁止である。実際、この規則は、イタリアの法律において既に存在している、ヘンプの花序のあらゆる形態での販売禁止をただ繰り返しているにすぎない。つまり、すでに言及されている2016年12月2日付法律第242号に従って栽培される場合でも、ヘンプ植物の花及び実の先端部分(植物の他の部分から切り離されている)は、こういった花序を含む製品、または花序から構成される製品(抽出物、樹脂、及びそれから派生した油も含まれる)と同様である。
 強調するのは、花序を含む植物全体の栽培及び販売は、前述の法律に定められた目的から合法であり、引き続き許可されているということである。逆に、植物から切り離された花序のみを単独で販売することは、2016年12月2日付法律で定められた合法性の範囲外であり、これまで常にそうであった。この点において、さらに、立法介入に先立ち、刑事破毀院(Tribunal de Casacion Penal)の合同部は、2019年の判決で既に見解を表明しており、政府は規制介入をもって当該見解に対応する計画であった。
 したがって、合法的に営まれる農業企業への直接的な悪影響は存在しない。しかしながら、この点に関して、政府は、事業者から表明されている懸念を認識し、今しがた強調した点について、正式な解釈が盛り込まれた通達を発行することを予定している。
 しかし私は、政府が、大麻生産に関連する農業産業部門を可能な限りあらゆる方法で支援するつもりであること、及びいかなる反禁止主義文化に対しても、法の範囲内において反対することを明言したい。
※訳注:当該回答は、下院議員からの、4月11日に出された緊急政令第48号が法律第80号として成立したことに関連する質疑に対するもの。ヘンプに関する内容は、緊急政令第48号第18条に示されている。
 緊急政令は、以下のURLから閲覧可能(下院通過5月28日、上院可決6月4日により法制化)。
https://www.normattiva.it/eli/id/2025/04/11/25G00060/ORIGINAL
 2016年12月2日付法律第242号は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.normattiva.it/atto/caricaDettaglioAtto?atto.dataPubblicazioneGazzetta=2016-12-30&atto.codiceRedazionale=16G00258&atto.articolo.numero=0&atto.articolo.sottoArticolo=1&atto.articolo.sottoArticolo1=0&qId=9b76a1ed-2cc8-47cd-b3c3-f97653eba561&tabID=0.9486414442166216&title=lbl.dettaglioAtto
地域 欧州
国・地方 イタリア
情報源(公的機関) -
情報源(報道) イタリア農業・食料主権・森林省(Masaf)
URL https://www.masaf.gov.it/QTCamera_090725
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。