食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06540700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「現在米国で流行している高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)H5N1ウイルス(Eurasian lineage goose/Guangdongクレード2.3.4.4b、遺伝子型B3.13)によってもたらされるリスク」と題する科学的報告書を公表
資料日付 2025年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月3日、「現在米国で流行している高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)H5N1ウイルス(Eurasian lineage goose/Guangdongクレード2.3.4.4b、遺伝子型B3.13)によってもたらされるリスク」と題する科学的報告書(55ページ、2025年5月28日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2025.9508)を公表した。概要は以下のとおり。
 米国の乳牛における高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5N1)、クレード2.3.4.4b、遺伝子型B3.13の出現は、当該ウイルスの宿主範囲及び疫学的プロファイルにおける重要な変化を示している。感染した牛は通常、乳量の減少、乳房炎及び発熱などの軽度の臨床徴候を示し、疾病率(morbidity)は一般的に20%未満、死亡率(mortality)は平均2%である。農場内での伝播は主に汚染された乳及び搾乳手順によって引き起こされ、農場間の拡散は主に牛の移動及び設備の共用に関連している。当該ウイルスは乳腺での高い複製能が示されており、感染牛は臨床徴候がない場合でも最大3週間にわたり乳中に大量のウイルスを排出する。他の経路によるウイルスの排出は限定的とみられる。感染牛は7?10日以内にウイルス特異的抗体を獲得し、短期的な防御効果を示すが、免疫の持続性や強度は今のところ不明である。
 2024年3月から2025年5月までの間に、米国16州の981の乳牛群で当該ウイルスが確認されており、特にカリフォルニア州が影響を受けている。農場間の拡散に関するリスク要因として、牛の移動、機器の共用及び外部の人員との接触が特定されており、廃棄物管理や野生動物の侵入防止などのバイオセキュリティ対策はウイルスの侵入リスクを低減する可能性がある。これらの集団感染に対応して、米国当局は厳格な移動制限、検査義務及びバイオセキュリティプロトコルの強化を実施した。
 HPAI B3.13ウイルスが米国から貿易を通じてEUに持ち込まれる可能性のある経路としては、泌乳牛及び牛肉の輸入が挙げられるが、厳格な貿易規則、動物の輸入がないこと及び食肉(特に筋肉組織)において検出されるウイルスが限定的であることから、この可能性は支持されない。生乳を含む製品の輸入もウイルスが持ち込まれる潜在的経路となり得る。渡り鳥、特に水鳥は、季節的な渡り(migration)においてウイルスが持ち込まれる潜在的経路となる。哺乳類への適応変異及び人獣共通感染症症例が検出されていることは、当該ウイルスの公衆衛生上の重要性を浮き彫りにしており、研究、サーベイランス及び部門横断的準備対応の必要性を示している。
 当該報告書公表を伝えるEFSAのニュース記事は以下のURLから閲覧可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/news/bird-flu-efsa-analyses-situation-us-and-tracks-possible-routes-spread
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9508

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