食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06540670294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/5/28~7/1)を公表(鳥インフルエンザA(H9)ウイルス)
資料日付 2025年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は7月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/5/28~7/1)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H9)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・A(H9N2)、中国
 2025年5月27日の前回のリスク評価以降、2025年6月9日に中国からインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例3例がWHOに通知された。症例は河南省、湖南省及び四川省で検出された。2人の感染者は成人であり、入院した。これらの症例は2025年5月に発症し、回復している。すべての症例には、発症前に家きんへのばく露歴があった。これらの症例の接触者からは新たな症例は検出されず、症例間の疫学的関連は認められなかった。
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染による更なるヒト症例の世界的な公衆衛生上のリスクは?
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通してA(H9N2)ウイルスにばく露された後に発生している。現在まで、ヒトのA(H9N2)感染では、そのほとんどが軽度の臨床疾患となっている。当該ウイルスはアフリカ及びアジアの複数の国の家きんで風土病化しているため、感染家きんへのばく露に関連してさらなるヒト症例の発生が予想されるが、それは引き続き稀である。新たな症例が検出されたとしても、公衆衛生への影響はごく小さい。更なるヒト症例による全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。
(2)当該事例に関連する鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスが持続的にヒトからヒトへ伝播する可能性は?
 現時点で、最近報告されたA(H9N2)ウイルスによるヒト感染例に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在のエビデンスでは、これらの事例に由来するインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。従って、今のところ、持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--1-july-2025
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