食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06540320149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、有効成分ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
| 資料日付 | 2025年7月3日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月3日、有効成分ハロスルフロンメチル(halosulfuron-methyl)の農薬リスク評価のピアレビューに関する結論(5月23日承認、PDF版27ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9504)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会施行規則(EU)No 2020/103により改正された欧州委員会施行規則(EU)No 844/2012は、規則(EC)No 1107/2009の第14条に基づき提出された有効成分の承認の更新手続きを定めている。当該物質のリストは、欧州委員会施行規則(EU)No 2020/103により改正された欧州委員会施行規則(EU)No 844/2012に定められている。ハロスルフロンメチルは、当該規則に掲げられた有効成分の1つである。 規則(EU)No 844/2012の第1条に従い、報告担当加盟国(RMS)であるイタリアと共同報告担当加盟国(co-RMS)であるポーランドは、Nissan Chemical Europe S.A.S.から有効成分ハロスルフロンメチルの承認更新に関する申請書を受理した。 ハロスルフロンメチルの申請書類に関する初期評価は、RMSにより更新評価報告書(RAR)において提供され、その後、EFSAは、欧州委員会施行規則(EU)No 2020/103により改正された欧州委員会施行規則(EU)No 844/2012の第13条に従い、RMSの評価に基づく農薬リスク評価のピアレビューを実施した。 ピアレビューにより、以下の全体的な結論が導出された。 ハロスルフロンメチルをEUレベルで提案された代表的な用途(水田におけるイネへの除草剤として散布する用途)に使用する場合、対象雑草に対して十分な除草効果を示すことが確認された。 データパッケージの評価の結果、有効成分及び代表的な製剤の素性、物理的・化学的特性、技術的特性、並びに分析方法に関して、最終化できなかった問題又は重大な懸念事項として含める必要がある問題は認められなかった。 哺乳類毒性学に関しては、不純物の毒性学的関連性の評価が利用できなかったため、最終化できなかった問題が生じた。調和化された分類の生殖毒性カテゴリー1B(H360D)及びヒトにおけるエストロゲン、アンドロゲン、及びステロイド産生(EAS)モダリティにおける潜在的な内分泌かく乱(ED)に関する評価が不十分であったために有効な毒性学的参照値(許容一日摂取量(ADI)、急性参照用量(ARfD)、農薬使用者ばく露許容量(AOEL)、及び急性農薬使用者ばく露許容量(AAOEL))の欠如に関連して、最終化できなかった問題が特定された。 残留物のセクションにおいて、データギャップにより暫定的な残留物の定義が設定され、有効な毒性学的参照値が欠如しているため、消費者の摂取リスク評価及び飲料水摂取に関するリスク評価を最終化できなかった。 環境における動態と挙動に関する利用可能な情報は、代表的な用途に関するEUレベルでの環境ばく露評価を実施するために、一部の属性(property values)に対してデフォルト仮定を使用した場合にのみ十分であった。ハロスルフロンメチル及び水中の光分解により生成される可能性のある変換産物、並びに地表水中に存在する代謝物(ハロスルフロン転位体(halosulfuron rearrangement, HSR)、クロロスルホンアミド(chlorosulfonamide, CSE)、クロロスルホンアミド酸(chlorosulfonamide acid, CSA)、アミノピリミジン(aminopyrimidine, AP)、ハロスルフロン)の地表水へのばく露評価は最終化できなかった。代表的な用途に関する利用可能な推定値に基づき、ハロスルフロンメチル及びその代謝物HSRが、MED-RICEシナリオ(※訳注)の2つのうち1つで表される地理的気候条件(geoclimatic situations)で、パラメトリックな飲料水の基準値0.1 μg/Lを超える地下水へのばく露の可能性があり、また、代謝物CSAが、MED-RICEシナリオの両方で表される地理的気候条件で、パラメトリックな飲料水の基準値0.1 μg/Lを超える地下水へのばく露の可能性が指摘されている。実験データの不足により, ハロスルフロンメチル及びその代謝物CSAとHSRの地下水へのばく露は、通常期待される確実性のレベルまで最終化できなかった。また、これらの地下水の代謝物に関する複数のデータギャップのため、その関連性の評価も最終化できなかった。地表水又は地下水を飲料水の生産のために採取する場合、地表水及び地下水中に潜在的に存在するハロスルフロンメチル及び同定された代謝物の残留物の性質に対する水処理プロセスの影響も、最終化されていないことが特定された。 生態毒性学の領域では、特定されたデータギャップを考慮し、水生生物及び非標的陸上植物に関する評価は、利用可能な情報に基づいて最終化できなかった。 利用可能な情報に基づき、ハロスルフロンメチルは、規則(EC)No 1107/2009の附属書IIの第3.6.5及び第3.8.2項に従い、ヒト及び非標的生物に対するT(※訳注: 甲状腺)-モダリティのED基準を満たしていない。EASモダリティについては、ヒト及び野生哺乳類に関する結論が得られず、最終化できなかった問題が生じた。一方、哺乳類以外の非標的生物については、ハロスルフロンメチルはED基準を満たしていない。 (※訳注) MED-RICEシナリオは、EFSAが農薬リスク評価において使用する地理的・気候的条件を反映したシナリオの一種であり、特に地中海地域の稲作環境(MEDiterranean RICE)をモデル化したものである。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9504 |
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