食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06540030324 |
| タイトル | 米国環境健康科学研究所(NIEHS)、フタル酸エステル及び代替物質は、妊娠中の血圧に影響を与える可能性があるとする研究論文について公表 |
| 資料日付 | 2025年7月1日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国環境健康科学研究所(NIEHS)は7月、フタル酸エステル(phthalates)及び代替物質は、妊娠中の血圧に影響を与える可能性があるとする研究論文について公表した。概要は以下のとおり。 NIEHSの研究者とその共同研究者によると、妊娠中に食品包装等のプラスチック製品に使用される化学物質の混合物にばく露されると、高血圧性疾患を発症するリスクが高まる可能性がある。 フタル酸エステルは、食品包装、洗剤、及びパーソナルケア用品等の物品に含有されていることが多い化学物質のグループである。これらの内分泌かく乱化学物質は、胎児の発育異常や早産等、妊娠への悪影響と関連している。いくつかの研究により、妊娠中にフタル酸エステルにばく露されると、妊娠高血圧腎症(preeclampsia)(母体と胎児の両方の健康に影響を与える可能性のある高血圧を伴う重篤な病態)のリスクが高まる可能性があることが示唆されている。一部のフタル酸エステルは構造的に類似した代替物に置き換えられているが、妊娠中のこれらの代替物質の安全性についてはほとんどわかっていない。 当該リスクをより深く理解するために、研究者らは、妊娠中のフタル酸エステルや同様の代替化学物質へのばく露が、血圧、又は妊娠関連の高血圧性疾患にどのように影響するかを調べた。研究者らは、ヒト胎盤とフタル酸エステルに関する研究(Human Placenta and Phthalates Study)に参加した291人の妊娠を対象に、個々の化学物質及び混合物の両方を調べた。研究者らは、妊娠中の様々な時点で18種類のフタル酸エステル及び代替代謝物の尿中レベルを測定し、高血圧性疾患を診断するために血圧を追跡した。その結果、妊娠初期に特定の化学物質群(フタル酸ジイソノニル(di-isononyl phthalate (DiNP))及びその他の高分子量フタル酸エステル代謝物)へのばく露と、高血圧性疾患を発症するリスクが高いこととの間に強い関連性があることが分かった。この関連は、妊娠初期のばく露でのみ見られ、妊娠期間中の全体的なばく露との関連は見られなかった。 これらの知見をまとめると、フタル酸エステル及びその代替物等、日常的な消費者製品に含まれる特定の化学物質へのばく露が、特に妊娠初期に、妊娠関連高血圧性疾患のリスクを高める可能性があることが示されている。 Environmental Research誌(2025年、vol. 279(Pt1), 121739)に掲載された当該研究論文「妊娠中のフタル酸エステル類及び代替物へのばく露と妊娠中の血圧及び妊娠高血圧性疾患との関連(Exposure to phthalates and replacements during pregnancy in association with gestational blood pressure and hypertensive disorders of pregnancy), McNell, E. E. ら」は以下のURLから閲覧可能。 https://doi.org/10.1016/j.envres.2025.121739 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国環境健康科学研究所(NIEHS) |
| 情報源(報道) | 米国環境健康科学研究所(NIEHS) |
| URL | https://factor.niehs.nih.gov/2025/7/papers/dir#a3 |
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