食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06530631306 |
タイトル | スペイン農業水産食糧省(MAPA)、2023年の人獣共通感染症に関する報告書を公表 (後半2/2) |
資料日付 | 2025年6月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06530630306) #06 ブルセラ症 ・ヒト確定症例は22例(EU26加盟国では259例)であった。EUで報告された259例について、最も多く検出されたのはB. melitensis(91.9%)、次にB. abortus(4.0%)であった。 ・食品では、牛乳から作られたチーズ、山羊乳から作られたチーズ、両方の乳を混ぜて作られたチーズの検体が分析され、いずれも加熱殺菌処理がされており(pasteurizada)、すべて陰性であった。 ・陽性の家畜牛施設は検出されず、2023年、全自治州がEUから公的に清浄と認定された。 #07 トリヒナ症 ・ヒト症例は18例(EU全体では76例)であった。 ・動物検体の陽性率は0.001%であった。最も高い陽性率を示したのはイノシシ(飼育及び野生)(0.26%)であった。EUにおいて陽性の動物が多く確認されたのはスペイン(556頭)、ポーランド(242頭)、ブルガリア(128頭)であった。 #08 エキノコックス症(略) #09 エルシニア症 ・ヒト確定症例は1,302例であった(EU26加盟国では8,738例、うち53.0%はドイツ、フランス、スペインが占めている)。 ・様々な食品から206検体を検査し、18検体が陽性(8.74%)であった。冷蔵豚枝肉及び肥育豚ではより多くの分析が行われ(各30検体)、冷蔵豚枝肉では5検体、肥育豚では8検体が陽性であった。 ・動物検体分析では、肥育豚30検体中8検体が陽性(26.67%)であった。EUで動物検体採取データを報告したのは6加盟国のみであった。 #10 トキソプラズマ症 ・ヒト確定症例は先天性トキソプラズマ症の6例が報告された。 ・食品検体採取は行われなかった。EUで食品検体採取データを報告したのはポーランドのみであった(3.5%が陽性)。 ・めん羊及び山羊の計146検体が分析され、そのうち18検体が陽性であった。最も高い陽性率を示したのは山羊(16.7%)であった。 #11 狂犬病(略) #12 Q熱 ・ヒト確定症例は519例(EU25加盟国では805例)であった。 ・牛、めん羊、山羊について感染の疑いのある1,954群が分析され、607群が陽性(31.1%)であった。最も高い陽性率を示したのは山羊(39.7%)であった。 #13 ウエストナイル熱(略) #14 野兎病(略) #15 その他人獣共通感染症及び人獣共通感染症病原体 ・「嚢虫症(Cysticercus)」 動物の47,969,310検体中、162,991検体が陽性(陽性率0.34%)であった。最も高い陽性率を示したのは1歳未満の山羊(5.79%)であった。 #16 微生物学的汚染物質 ・「ヒスタミン」 ヒスタミンによる集団中毒は合計35件発生し、症例275例、入院者2名が発生した(1つの食堂で発生した154症例を含む)。分析された計2,629検体中、許容濃度超過は68検体(2.59%)で認められた。最も高い陽性率を示したのは、魚製品を発酵させたものをベースとしたソース(33.33%)であった。 ・「ブドウ球菌エンテロトキシン(Enterotoxinas estafilococicas)」 ブドウ球菌による集団中毒は29件発生し、症例318例、入院者5名が発生した(デザートの喫食に関連した1か所のレストランによる52症例を含む)。分析された計787検体中、陽性は5検体(0.64%)であった。最も高い陽性率を示したのは、めん羊の生乳または低温加熱処理を施した乳から作られた熟成チーズ(3.70%)であった。 ・「クロノバクター」 2023年、集団感染の報告はなかった。分析された計504検体中、陽性と判定されたものはなかった。乳児用調製乳が最も多く分析された(431検体)。 #17 集団食中毒 集団食中毒の発生は818件(水以外)で、症例は10,125例、入院者414人、死亡者13人と前年から増加した。EU27加盟国及び北アイルランド全体では5,691件発生し、症例は52,127例、入院者2,894人、死亡者65人であった。スペイン国内で病原体が同定されたのは集団食中毒全体の74.1%で、サルモネラ属菌(350件)、ノロウイルス(65件)、ヒスタミン(35件)が多かった。媒介食品が判明したのは574件(70.1%)で、このうち卵・卵製品が174件(30.3%)、食肉・食肉製品が112件(19.5%)と多かった。 水の摂取に関する集団食中毒は15件報告され、症例1,385例、入院者1人、死亡者は報告されなかった。最も多く同定された原因病原体はクリプトスポリジウム属原虫(5件、症例数68例)及びノロウイルス(3件、症例数70例)であった。EU11加盟国が通知した水由来集団食中毒は42件で、症例1,954例、入院者9人、死亡者の報告はなかった。主な原因病原体はカリシウイルス(10件)、クリプトスポリジウム(7件)、STEC(4件)、カンピロバクター(2件)であった。 当該報告書は以下のURLから閲覧可能(PDF、78ページ)。 https://www.mapa.gob.es/dam/mapa/contenido/ganaderia/temas/sanidad-animal-e-higiene-ganadera/informe-zoonosis-2023-def.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スペイン |
情報源(公的機関) | スペイン農業水産食糧省(MAPA) |
情報源(報道) | スペイン農業水産食糧省(MAPA) |
URL | https://www.mapa.gob.es/es/ganaderia/temas/sanidad-animal-higiene-ganadera/sanidad-animal/zoonosis-resistencias-antimicrobianas/zoonosis |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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