食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06520510294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/4/23~5/27)を公表(鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルス)
資料日付 2025年5月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/4/23~5/27)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・A(H10N3)、中国
 2025年5月10日、中国は陝西省の成人の鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルス感染によるヒト確定症例1例をWHOに通知した。この症例は、2025年4月13日に発症し、4月18日に肺炎で入院し、通知時点では症状は改善している。通知によると、当該症例は裏庭家きん(backyard poultry)へのばく露があった。家族の間で新たな症例は報告されていない。裏庭から採取された環境検体はインフルエンザA(H10)ウイルス陰性であった。
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルス感染による更なるヒト症例の世界的な公衆衛生上のリスクは?
 鳥インフルエンザA(H10)ウイルスのヒトの感染は、過去にも検出され、報告されている。鳥類におけるこれらのウイルスの伝播や疫学は以前に報告されている。様々な遺伝的特徴を持つ鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスが1970年代以降から野鳥で検出されており、さらに最近では一部の国の家きんに伝播(spilled over)している。当該ウイルスが鳥類で伝播し続ける限り、さらなるヒト症例の発生が予想されるがそれは引き続き稀である。新たに散発的症例が検出されたとしても公衆衛生への影響はごく小さい。更なる散発的ヒト症例の全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。
(2)鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスがヒトからヒトへ持続的に伝播する可能性は?
 上述事例又は過去のインフルエンザA(H10N3)ウイルスによるヒト症例発生事例に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価された現在循環するインフルエンザA(H10N3)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているので、今のところ持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--27-may-2025
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