食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06520140149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え大腸菌MLAVSC株由来食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年6月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月12日、遺伝子組換え大腸菌MLAVSC株由来食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(5月20日採択、PDF版15ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9483)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素グルカン1,4-α-マルトヒドロラーゼ(4-α-D-グルカンα-マルトヒドロラーゼ、EC 3.2.1.133)は、遺伝子組換え大腸菌MLAVSC株を用いて、Advanced Enzyme Technologies Ltd.により生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の3種の食品製造工程にて使用されることが意図されている。 1. 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程 2. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 3. グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程 残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、工程3においては除去されるため、食事性ばく露は、工程1及び2に対してのみ算出され、欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.172 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である1,000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも5,814と算出された。 当該食品用酵素1,4-α-マルトヒドロラーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、花粉アレルゲンとの一致が3件、注入アレルゲン(injected allergen)との一致が1件検出された(詳細非公開)。 FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと見なすが、当該事象が発生する可能性は低いと判断する。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9483 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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