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資料管理ID syu06520020510
タイトル 論文紹介:「子宮内膜組織におけるPFASと子宮内膜症の関連が解析された」
資料日付 2025年6月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  論文紹介:「子宮内膜組織におけるPFASと子宮内膜症の関連が解析された」
 Environmental Health Perspectives (2025年6月2日電子版https://doi.org/10.1289/EHP15852)に掲載された論文「子宮内膜組織におけるパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)と子宮内膜症リスク:組織における汚染物質の混合と子宮内膜症に関する研究(IMPLANT研究)からの知見 (Per- and Polyfluoroalkyl Substances in Eutopic Endometrium Tissue and Risk of Endometriosis: Findings from the Investigating Mixtures of Pollutants and Endometriosis in Tissue (IMPLANT) Study)、著者Joanna M. Marroquin (George Mason University、米国)ら」の概要は、以下のとおり。
 背景:PFASへのばく露は広く蔓延しており、婦人科疾患との関連が指摘されている。私たちの知る限り、子宮内膜組織におけるPFASを測定した研究はない。
 方法:正常な位置(訳注 子宮内腔)に存在する子宮内膜組織(eutopic endometrial tissue)の検体(n = 434)は、「組織における汚染物質の混合と子宮内膜症に関する研究(IMPLANT研究)」の参加者で、2007~2009年に、何らかの理由で腹腔鏡検査または開腹手術を受けた人々から採取された。9種類のPFAS(※補足)が、高速液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法によって測定された。外科医は、視認による診断法(ゴールドスタンダード)を用いて子宮内膜症を診断し(※訳注1)、米国生殖医学会(ASRM)の分類(※訳注2)に基づいて、子宮内膜症の病期を中等度及び重度(ステージ3及び4)と最小及び軽度(ステージ1及び2)に分類して評価した。それぞれのPFASについて、子宮内膜症と診断される相対リスク(RR)と95%信頼区間(CI)を求めるために、年齢(連続変数)、人種(白人、その他の人種/民族)、喫煙状況(血清コチニン濃度 > 10 ng/mL)、研究実施地(ユタ州、カリフォルニア州)、及びボディマス指数(連続変数)を調整した修正ポアソン回帰モデルが使用された。PFAS混合物は、ベイズカーネルマシン回帰(Bayesian kernel machine regression)を用いて評価された。
 結果:参加者の平均年齢は33 ± 7歳で、75%は非ヒスパニック系白人であった。子宮内膜症と診断された181名のうち、73%がASRMのステージ1または2、27%がステージ3または4であった。子宮内腔の子宮内膜組織におけるPFOSのレベル(ng/g)の中央値(四分位範囲(IQR))は6.58(6.44)、PFOAは1.93(1.71)、PFHxSは0.65(0.75)、PFNAは0.58(0.52)、PFOSAは0.12(0.18)であった。子宮内膜組織におけるPFASは、子宮内膜症と関連していなかった。しかしながら、正常な子宮内膜組織に存在する特定のPFASは、より進行した子宮内膜症のリスクと関連していた(最小または軽度(ステージ1または2)を基準にしたときの、中等度または重度(ステージ3または4)と診断される相対リスク)。具体的には、PFOSAのRRは1.25 (95% CI: 1.10, 1.43)、PFHxSのRRは1.37 (95% CI: 1.12, 1.68)、PFOSのRRは1.36 (95% CI: 1.02, 1.81)であった。
 結論:PFASは子宮内腔の子宮内膜組織で広く検出された。子宮内膜組織におけるPFASが子宮内膜症と診断されるリスクの増大と関連しているというエビデンスはなかった。しかし、子宮内膜組織におけるPFOS、PFOSA、及びPFHxSは、より重篤なステージの子宮内膜症のリスクと関連していた。
(※補足) パーフルオロデカン酸(Perfluorodecanoic acid (PFDA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(Perfluorohexane sulfonic acid (PFHxS))、パーフルオロノナン酸(Perfluorononanoic acid (PFNA))、パーフルオロオクタン酸(Perfluorooctanoic acid (PFOA))、パーフルオロオクタンスルホン酸(Perfluorooctane sulfonic acid (PFOS))、パーフルオロドデカン酸(Perfluorododecanoic acid (PFDoDA))、パーフルオロヘプタン酸(Perfluoroheptanoic acid (PFHpA))、パーフルオロオクタンスルホンアミド(Perfluorooctanesulfonamide (PFOSA))、パーフルオロウンデカン酸(Perfluoroundecanoic acid (PFUnDA))
(※訳注1) 腹腔鏡検査は、子宮内膜症の診断において最も信頼性が高い方法(ゴールドスタンダード)とされている。
(※訳注2) ASRM(American Society of Reproductive Medicine)の分類は、子宮内膜症の重症度を4段階(ステージ1~4)で評価する国際的な基準である。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) Environmental Health Perspectives
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL https://ehp.niehs.nih.gov/doi/10.1289/EHP15852

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