食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06500590294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/3/20~4/22)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス) (前半1/2)
資料日付 2025年4月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は5月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/3/20~4/22)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・現在の状況
 2025年3月19日の前回のリスク評価以降、A(H5N1)ウイルス感染による検査確定ヒト症例がカンボジア、インド、メキシコ及びベトナムからそれぞれ1例ずつ、WHOに報告された。
1. A(H5N1)、カンボジア
 2025年3月23日、カンボジアはWHOに対し、クラチェ州の3歳の男児のインフルエンザA(H5N1)ウイルスによるヒト症例を通知した。当該患者は3月18日に発症し、地元の私立診療所を受診した。3月21日、患者は重体となり入院した。3月22日に採取された上気道検体は、カンボジア国立公衆衛生研究所(National Institute of Public Health of Cambodia)でRT-PCR検査によりインフルエンザA(H5N1)陽性と判定された。この結果は3月23日にカンボジア・パスツール研究所(IPC: Institut Pasteur du Cambodge)によって確認された。当該患者は3月23日に死亡した。ヘマグルチニン(HA)遺伝子の塩基配列解析の結果、このウイルスはA(H5)クレード2.3.2.1e(以前はクレード2.3.2.1cと分類されていた)に属し、2025年にカンボジアの家きんで流行しているウイルスと類似していることが判明した。
 初期の調査により、患者の自宅では3月16日から17日にかけて複数羽の鶏が死んでおり、調理に用いられていたことが判明した。患者は自宅の鶏が死んだ場所の近くで遊んでいた。カンボジア保健省(MoH)、感染症管理局(CDC)及び地域の迅速対応チーム(RRT)は、サーベイランスを強化し、さらなる調査を行った。2025年3月25日時点で、すべての接触者から採取された上気道検体はインフルエンザA(H5N1)陰性であった。地域の家きんの検体が採取されており、検査結果はまだ出ていない。
 この症例は、2025年にカンボジアで報告された3例目のインフルエンザA(H5N1)によるヒト感染例である。
2. A(H5N1)、インド
 GISAIDで入手可能な遺伝子配列データ(EPI_ISL_19836227、提出日2025年4月21日、ICMR-国立ウイルス学研究所)によると、H5クレード2.3.2.1aに属するA(H5N1)ウイルスによるヒトの感染が、2025年3月にインドのアンドラ・プラデシュ州の小児において検出された。当該患者はその後死亡した。WHOは2025年4月8日にこの症例の通知を受けた。2025年1月上旬以降、インドでは動物の間で複数のA(H5N1)感染事例が報告されている。2025年1月以降、アンドラ・プラデシュ州各地の家きん農場で複数のHPAI A(H5N1)ウイルスの集団感染が報告されている。
 本症例は、インドからWHOに報告された2例目のインフルエンザA(H5N1)ウイルスによるヒト感染例であり、最初の症例は2021年に報告された。

(後半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06500591294)
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--22-april-2025
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