食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06500320149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の残留農薬に関する2023年の欧州連合(EU)の報告書に関する科学的報告書を公表 |
| 資料日付 | 2025年5月14日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2025年5月14日、食品中の残留農薬に関する2023年の欧州連合(EU)の報告書に関する科学的報告書(2025年4月2日承認、PDF版48ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9398)を公表した。概要は以下のとおり。 食品中の残留農薬に関する2023年のEUの報告書は、EU加盟国、アイスランド、ノルウェーで実施された残留農薬に関する公式管理活動の概要を提供する。EU統合管理プログラム(EU MACP)及び国家管理プログラム(MANCP)の結果を要約している。 報告国の全ての結果の分析は、データ可視化形式で提示されており、利害関係者が欧州の状況に関する知見内容を理解しやすくしている。本報告書から導き出された結論と推奨事項は、リスク管理者に対し、将来の管理プログラムの設計や、対象とする農薬や食品を決定する際の根拠となるツールを提供する。 さらに、本報告書には、2021年から2023年の3年間サイクルにおいて定量化された全ての残留農薬に対する単一物質の急性及び慢性の確率論的リスク評価が含まれている。これにより、欧州の異なる亜集団の消費者における食品中の農薬の健康影響に基づく指標値(HBGV)超過の確率が示されている。 1. EU統合多年次管理プログラム(EU MACP) EU MACPは、欧州市民が最も消費する食品を対象とする無作為サンプリング手順を採用し、EU市場を代表する製品を対象としている。当該製品の管理は、EU MACP規則(EU)2022/741に示される3年間サイクルのプログラムに割り当てられ、3年ごとに同じ製品が分析される。2023年の状況の概況として、これらの食品中の残留農薬の状況が示され、2020年と2017年と比較されている。 2023年にEU MACPで選択された12種類の食品は、ニンジン、カリフラワー、キウイフルーツ(緑、赤、黄)、タマネギ、オレンジ、梨、ジャガイモ、乾燥豆、玄米、ライ麦、牛肝臓、家きん脂肪である。合計13,246のサンプルが分析された。全体として、13,000サンプル(98.0%)が法定基準値内であった。246サンプル(2%)でMRLを超過し、そのうち135サンプル(1.0%)は測定の不確実性を考慮した場合に不適合と判定された(2020年に同じ品目で分析されたサンプルの適合率は0.9%とほぼ同様であった)。分析されたサンプルのうち、平均で60.3%が国内、20.8%が他の報告国、14.6%が第三国、4.3%が不明な起源であった。国内サンプルの割合が2022年の66.7%から2023年の60.3%に減少したこと、及び第三国からの輸入検査の割合が2022年の7.7%から2023年の14.6%に増加したこと以外は、2022年と2023年の結果は類似していた。 2. 国家プログラム(EU MACP + MANCP) 2023年のプログラム(EU MACPとMANCPの両方)は、合計132,793サンプルであった。分析されたサンプルの総数中、127,816サンプル(96.3%)が法定基準値内であった。MRLを超過したサンプルは合計4,977サンプル(3.7%)であった。測定の不確実性を考慮すると、2,694サンプル(2.0%)が法的制裁又は執行措置の対象となった。全体的な結果は、前年と比べて安定している。 3. 食事摂取量推定評価 消費者への急性及び慢性ばく露は、確率論的ばく露モデルを用いて評価された。適用されたモデルは、残留物がHBGVを超えるレベルで真の消費者にばく露される確率を定量化することを目的としている。当該アプローチはこれまでの決定論的評価とは異なる。これまでの決定論的評価は、消費者を「仮定の消費者」として非常に保守的な(conservative)仮定を適用しており、本報告書の枠組みでは使用されていない。確率論的計算は、実際の消費イベントを反映するため、消費者がばく露される現実的な推定を提供する。 急性の確率論的リスク評価では、353種類の有効成分のうち292種類について、評価された40種類の製品において、1日あたりの個人消費者がHBGVを超える確率は100万人日あたり1未満と推定された。慢性の確率論的リスク評価では、使用された調査とその規模に基づき、353種類の有効成分のうち350種類について、許容一日摂取量(ADI)を超える確率が100万件中1件未満と推定された。残りの3種類の有効成分は、一部のEU人口集団においてHBGVを超過した。 2021年から2023年のモニタリングプログラムにおいて分析されたサンプルにおいて、HBGVが設定されている単一の残留農薬に対する推定食事性ばく露量は、評価されたEUの亜集団グループの大多数において非常に低い。従って、農薬の個々の物質に関連するEU消費者の健康リスクは低い。神経系、甲状腺、頭蓋顔面異常に影響を及ぼす農薬の累積ばく露に関する以前の評価では、リスク管理者が設定した規制対象となる閾値は超過されなかったと結論した。特定の農薬/製品の組み合わせの推定ばく露量がHBGVを超過した場合、ほとんどのケースで、管轄当局は消費者への潜在的リスクに対応するため、製品の販売中止や市場への出荷前の回収等、適切かつ相応の是正措置を講じた。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9398 |
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