食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06500200105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、天然由来の3種類の食品着色料を承認することを公表 |
資料日付 | 2025年5月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は5月9日、FDAは天然由来の3種類の食品着色料を承認することを公表した。概要は以下のとおり。 FDAは本日、製造業者が食品に安全に使用できる天然由来の色のパレットを拡大する3種類の新たな色素添加物(color additive)申請を認めたと発表した。 FDAは、米国保健福祉省(HHS)のRobert F. Kennedy, Jr.長官が、米国を再び健康にする(Make America Healthy Again)ための政権の広範なイニシアチブの一環として、米国の食品供給における石油由来(petroleum-based)の着色料を段階的に廃止するという優先事項に沿ったものである。 「今日、我々は米国を再び健康にするための大きな一歩を踏み出す」とHHSのKennedy長官は述べている。「あまりにも長い間、我々の食料システムは、栄養価もなく、不必要な健康リスクをもたらす石油由来の合成着色料に依存してきた。我々はこれらの着色料を排除し、安全で自然な代替品を承認することで、家族を守り、より健康的な選択を支援する。」 先月、HHSとFDAが石油由来の食品着色料に関する記者会見で発表して以降、より多くの米国の食品製造業者が来年末というFDAが設定した期限内にそれらを排除することを約束している。 「4月22日、私はFDAが間もなくいくつかの新しい色素添加物を承認し、その他の添加物の審査を加速させるであろうと述べた。私は約束が守られたことを喜んで報告する。」とFDA長官のMartin A. Makary氏(M.D., M.P.H)は述べている。「FDAの職員は、これらの決定の公表を早めるために迅速に動いており、食品供給における石油由来の着色料からの移行と天然由来の新たな色素を提供するという我々の真剣な意向を強調している。」 本日承認された色素添加物請願は、以下のとおりである。 1. ガルディエリア抽出物の青色素(Galdieria extract blue)は、単細胞紅藻類Galdieria sulphurariaに由来する青色素である。FDAは、以下の食品及び飲料に使用するための色素添加物を承認した:ノンアルコール飲料及び飲料ベース、果実飲料、果実スムージー、果実ジュース、野菜ジュース、乳製品ベースのスムージー、ミルクセーキ及びフレーバー乳、ヨーグルト飲料、乳ベースの食事代替品及び栄養飲料、朝食用シリアルコーティング、ハードキャンディー、ソフトキャンディー及びチューインガム、フレーバーフロスティング、アイスクリーム及び冷凍乳製品デザート、冷凍フルーツ、氷菓(water ices and popsicles)、ゼラチンデザート、プリン及びカスタード、ホイップクリーム、ヨーグルト、冷凍クリーマー又は液体クリーマー(非乳製品の代替品を含む)、ホイップトッピング(非乳製品の代替品を含む)。当該請願はフランスのFermentalg社によって提出された。 2. バタフライピー花抽出物(butterfly pea flower extract)は、鮮やかな青色、濃い紫色、及び自然な緑色等、様々な色合いを実現するために使用可能な青色である。バタフライピー植物の乾燥花弁の水抽出によって製造されたこの色素添加物は、スポーツ飲料、果実飲料、果物・野菜飲料、アルコール飲料、乳飲料、調製済み(ready-to-drink)茶、栄養飲料、ガム、キャンディー、コーティングナッツ、アイスクリーム、及びヨーグルトでの使用がすでに承認されている。St. Louisに本拠を置くSensient Colors社による請願が本日承認されたことにより、非加熱喫食用(ready-to-eat)シリアル、クラッカー、スナックミックス、ハードプレッツェル、プレーンポテトチップス(成型又は焼成)、プレーンコーンチップス、トルティーヤチップス、及びマルチ穀物チップスを着色する使用承認が拡大された。 3. リン酸カルシウム(calcium phosphate)は白色であり、非加熱喫食用調理済み鶏肉製品、白色キャンディメルト、ドーナツシュガー、及びコーティングキャンディ用シュガーでの使用が承認された。当該請願は、ニュージャージー州CranburyのInnophos社によって提出された。 連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)(第VII章第721条)では、色素添加物は、食品に使用される前に安全かどうかを判断するためのFDAの承認が必要である。FDAは、予測される色素添加物へのヒトの食事性ばく露、添加物の毒性学的データ、及び公表文献等の他の関連情報を考慮して、添加物が安全に使用できるかどうかを判断する。FDAが色素添加物の請願を承認すれば、いずれの製造業者も、その承認された用途で着色料を使用できるようになる。 FDAの4月22日付けプレスリリース「HHS及びFDAは米国の食品供給における石油由来の合成着色料を段階的に廃止する」は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/hhs-fda-phase-out-petroleum-based-synthetic-dyes-nations-food-supply 本件に関する官報(いずれも2025年5月12日付け)のPDFは、以下のURLから入手可能。 ・ガルディエリア抽出物の青色素 https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-05-12/pdf/2025-08250.pdf ・バタフライピー花抽出物 https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-05-12/pdf/2025-08248.pdf ・リン酸カルシウム https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2025-05-12/pdf/2025-08249.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-approves-three-food-colors-natural-sources |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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