食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06490110105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、ボトル入り飲料水中のPFASの検査結果を公表
資料日付 2025年4月14日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は4月14日、ボトル入り飲料水中のPFASの検査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 FDAは、2023年から2024年の間に全米の小売店で収集された国内産及び輸入ボトル入り飲料水についてパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)を分析した検査の最終結果を公表している。当該197検体には、精製水、自噴井水(artesian water)、湧水、及びミネラルウォーターが含まれた。FDAが分析した検体のうち10検体は検出可能なレベルのPFASを含有していたが、米国環境保護庁(EPA)が設定した公共の飲料水で検出した場合のPFASの最大汚染レベル(Maximum Contaminant Level、MCL)を超えるレベルのものは全くなかった。
 FDAは、EPAが飲料水におけるMCLを設定した6種類のPFASを含む、18種類のPFASについてボトル入り飲料水の検体を検査した。検出可能なPFASレベルであった10検体のうち、精製水又は湧水であった国内産ボトル入り飲料水8検体のそれぞれから1~4種類のPFASが検出され、輸入ボトル入り飲料水2検体(どちらも自噴井水であった)のそれぞれから1~2種類のPFASが検出された。検出されたPFASのうち4種類は、飲料水中のPFASに対するEPAのMCLを下回るレベルであった。検出されたPFASのうち2種類は、EPAのMCLが設定されていない。FDAはこれまでに、限定的な対象調査(2016年)を通じて、及びFDAのトータルダイエットスタディ(TDS)の検体を通じて、ボトル入り飲料水中のPFASを分析してきた。2016年の調査及びTDS検査の結果では、ボトル入り飲料水検体中からPFASは検出されなかった。
 連邦食品医薬品化粧品法(FD&C法)第410条に基づき、EPAが第一種飲料水規則(NPDWR)の一環として公共飲料水に対する新たなMCLを設定する場合、FDAはボトル入り飲料水中の同じ汚染物質の水質規制の基準を設定するか、ボトル入り飲料水に使用される水の中にはその汚染物質が存在しないので公衆衛生を保護するためにそのような規制は必要ないと認定する必要がある。FDAが規制を定めず、そのような規制が必要ではないと認定もしない場合、EPAのNPDWRによって設定されたレベルが、ボトル入り飲料水に適用される規制とみなされる。FDAは、たとえ汚染物質の水質基準がない場合でも、安全性の懸念があるボトル入り飲料水に対して措置を講じることができる。
 FDAは、米国の消費者が食品由来のPFASにばく露される量をより正確に推定するために、ボトル入り飲料水やその他の食品のPFASの分析を継続する。ボトル入り飲料水を含む食品中のPFASの検査結果は、得られ次第、引き続きFDAのウェブサイトで公表する予定である。
 「2023-2024年度ボトル入り飲料水中のPFAS検査業務の分析結果(一兆分率(ppt))」は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/media/186118/download
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/food/hfp-constituent-updates/fda-shares-testing-results-pfas-bottled-water
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