食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480530294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2025/1/21~3/19)を公表(鳥インフルエンザA(H9)ウイルス)
資料日付 2025年3月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価(2025/1/21~3/19)を公表した(9ページ)。鳥インフルエンザA(H9)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
・A(H9N2)、中国
 2025年1月20日の前回のリスク評価以降、2月7日に中国からインフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例4例がWHOに通知された。4症例ともインフルエンザ様疾患(ILI)サーベイランスにより発見された。症例は、広東省(1例)、湖南省(2例)及び四川省(1例)で検出された。成人の1症例は罹患時に基礎疾患があり、肺炎で入院した。他の症例(子供2例、成人1例)は軽症であった。各症例は発症前に家きんへのばく露歴があった。2症例に関連した場所(生きた家きん市場)から採取された環境検体は、インフルエンザA(H9)ウイルス陽性と判定されたが、他の2例に関連した環境(裏庭飼育場所)から採取された検体は陰性であった。これらの症例の接触者からは新たな症例は検出されず、症例間の疫学的関連は認められなかった。
・リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染による更なるヒト症例の世界的な公衆衛生上のリスクは?
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通してA(H9N2)ウイルスにばく露された後に発生している。現在まで、ヒトのA(H9N2)感染では、そのほとんどが軽度の臨床疾患となっている。A(H9N2)によるヒト感染例は、2003年以降現在までに130例近く報告されており、うち6例は重症又は致死となり、このうち3例は基礎疾患があったことが知られている。当該ウイルスはアフリカ及びアジアの複数の地域の家きんで風土病化しているため、感染家きんへのばく露に関連してさらなるヒト症例の発生が予想されるが、それは引き続き稀である。新たな症例が検出されたとしても、公衆衛生への影響はごく小さい。更なるヒト症例による全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。
(2)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスが持続的にヒトからヒトへ伝播する可能性は?
 現時点で、上述の事例に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在のエビデンスでは、これらの事例に由来するインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されている。従って、今のところ、持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-19-march-2025
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