食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480300149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、サクランボ中のデルタメトリンに対する既存の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2025年3月25日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月25日、サクランボ中のデルタメトリン(deltamethrin)に対する既存の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2025年3月26日承認、28ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2025.9314)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条に準拠して、Bayer社はフランスの管理当局に対して、サクランボ中の有効成分デルタメトリンに対する既存のMRLを改正するよう申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、サクランボに関するMRL案を導出するために十分であった。バリデーションがとれた0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で、検討対象の作物中の残留デルタメトリンを管理するために適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に従ったデルタメトリンの用途から生じる残留物の短期的及び長期的摂取が、消費者の健康にリスクを及ぼすとは考えにくいと結論した。
 本リスク評価は、特定の作物中の残留トランス(trans)-デルタメトリン及びα-R-デルタメトリンの実際の存在量、及び家畜中のこれら2種類の異性体の毒性学的プロファイルに関する情報が欠落しているため、目安と見なすものとし、標準外の不確実性により影響を受ける。さらに、家畜におけるこれらの異性体の代謝に関する情報や、モニタリング及びリスク評価のための評価対象残留物の定義に従って全ての組織及びマトリックス中の残留物を調査した、雌牛と雌鶏における適切な家畜給与試験に関する情報も依然として欠落している。
 EFSAによるMRLの改正案は以下のとおり。
品名      現行MRL mg/kg        MRL改正案 mg/kg
サクランボ     0.1            0.1又は0.15※
※0.15 mg/kg(リスク評価に関する換算係数は1を適用)のMRL案に関して、消費者へのリスクは考えにくい。しかしながら、現行のMRLを維持するか、リスク評価上の現在より高いレベルの不確実性を受け入れMRLを0.15 mg/kgまで引き上げるかに関して、リスク管理の決定を要する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9314
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