食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06480120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え大腸菌EBASSC株由来食品用酵素オルタナンスクラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2025年4月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月9日、遺伝子組換え大腸菌EBASSC株由来食品用酵素オルタナンスクラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(3月12日採択、PDF版17ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9331)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素オルタナンスクラーゼ(スクロース:1,6(1,3)-α-D-グルカン 6(3)-α-D-グルコシルトランスフェラーゼ; EC 2.4.1.140)は、遺伝子組換え大腸菌EBASSC株を用いて、Advanced Enzyme Technologies Ltd.により生産される。
 当該食品用酵素産生菌株は、既知の薬剤耐性遺伝子を保持している。しかしながら、当該食品用酵素中に産生菌株の生細胞及びDNAが含有されないことから、リスクとは判断されない。
 当該食品用酵素は、マルトース・オルタナングルコオリゴ糖製造用の糖類加工工程に使用されることが意図されている。
 デフォルトあるいはより特異的となる入力要素を使用して、2組の食事性ばく暴露推定値が算出された。1組目では、EFSA算出のデフォルトの入力データを使用した。これは、スクリーニング目的に利用可能であり、多種のオリゴ糖に適用可能である。2組目では、申請者提供のデータを使用し、これは、酵素反応により製造されたオルタナンオリゴ糖特異的な(精密化された)推定値となる。欧州集団における精密化された食事性ばく露は、1日あたり最大0.586 mg総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された中用量である500 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを精密化された推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも853と算出された。
 当該食品用酵素オルタナンスクラーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9331
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