食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06470590475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食品関連リスクに関する新しい欧州科学プロジェクトについて情報を提供 |
| 資料日付 | 2025年3月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月6日、食品関連リスクに関する新しい欧州科学プロジェクトについて情報を提供した。概要は以下のとおり。 ANSESは2024年末から6つの新しい欧州プロジェクトに参加しており、そのうちの2つのプロジェクトを統括している。欧州食品安全機関(EFSA)が、いわゆる「tailor-made(個々の必要に応じた)」活動の枠内で資金を提供するこれらのプロジェクトは、主に食品に関連するリスクに関する知見とデータの活用を向上させることを目的としている。当該プロジェクトでは、中でもワンヘルス・アプローチに則ったボツリヌス症(botulisme)に関連するリスクや、食品安全分野におけるデータ分析のための人工知能(AI)の活用を詳しく調査する。 EFSAのいわゆる「tailor-made」活動によって、EFSAと一部の加盟国が特定した特定の科学的ニーズと優先事項に応えることができる。2023年に設けられたこのシステムは、EFSAの各国連絡窓口機関(points focaux nationaux)に支えられている。ANSESはフランスにおける各国連絡窓口機関として、EFSAと国内の関係機関との連絡を確保することで、このシステムにおいて中心的な役割を果たしている。ANSESは最近選定された6つのプロジェクトのうちの2つを統括する。これらのプロジェクトは、フランスレベルでは共同検査室サービス(SCL: Service commun des laboratoires)や国立農業食品環境研究所(INRAE)等、EFSAの下で他の所轄機関と協力して実施される。 1. ボツリヌス症に関連するリスクをより正確に把握するためのプロジェクト ANSES Ploufragan-Plouzane-Niort研究所の科学者Caroline Lemarechal氏が調整するプロジェクト「農場から食卓までのボツリヌス神経毒素産生性細菌の汚染レベルを調査するためのワンヘルス・アプローチ」は、ワンヘルスの実用アプローチによるボツリヌス神経毒素産生性細菌の存在割合(prevalence)に関するデータの収集を目的としており、11か国の研究所が参加している。 ボツリヌス症は、ヒトや動物に麻痺を引き起こし、時に致命的になることもある重大な疾患である。食品における添加物の使用の減少がみられるが、そのうちの幾つか(硝酸塩や亜硝酸塩等)はボツリヌス毒素産生性細菌の増殖を防ぐ機能を持つ。同時に、短絡流通(circuit court)における缶詰食品の生産の増加とそれらを加工・保存するための衛生規則の違反が、当該細菌が発生するリスクを高めており、2023年と2024年にフランスで発生したボツリヌス食中毒の集団発生の原因となった。このような様々な要因は、ヒトのボツリヌス症の症例を増加させる可能性がある。さらに最近、ヒトと動物の両方の症例に関連する新しいボツリヌス毒素が発見されている。 本プロジェクトの目的は、ボツリヌス毒素産生性細菌の検出を可能にするために、全てのパートナーに共通の調和されたプロトコル(現在は存在しない)を開発することである。 本プロジェクトの第2段階では、様々なパートナー国において、農場内、土壌、販売段階の食品から検体を収集する。その後、調和されたプロトコルを用いて、ボツリヌス毒素産生性細菌を検出する。収集したデータは、ボツリヌス症のリスクを予測、排除又は許容レベルまで低減することを目的とする新しい戦略の策定に役立つことになる。 2. 食品安全に関するデータの分析に人工知能(AI)を活用する ANSESが統括するもう一つのプロジェクト「FoodEx2の自動コード化のための大規模言語モデルの分析」は、生成AIを使用して、食品に関連する公衆衛生・栄養上のリスクに関するデータの分析と活用を最適化することを目的としている。本プロジェクトは、ANSESの方法論・研究ユニットの責任者であるChris Roth氏が主導し、5か国の機関が参加している。 生成AIの使用により、例えば、食品の汚染や栄養成分に関するデータベースと、その摂取に関するデータベースとの相互参照がより容易に行われるであろう。EFSAは食品に関するデータを標準化するためにシステム「FoodEx2」を作成した。しかし、このシステムで食品データをコード化することは、EFSAにデータを送信する加盟国諸国にとって多くの時間を要することである。 本プロジェクトの目的は、このコード化を自動化するために包括的な方法論を開発することである。科学チームは、既存の様々なモデルについて、コスト、データの機密性の遵守、食品に関するテキストの理解度を考慮しながら比較した後、採用した一つ又は複数のモデルをFoodEx2命名法の特性に適合させるための方法論の開発を計画している。その後、本プロジェクトのパートナーの多様な言語で作成された食品に関するデータを使用してテストが行われる。 3. 他のプロジェクトへの貢献(※略) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://anses.fr/fr/content/six-nouveaux-projets-scientifiques-europeens-sur-les-risques-lies-lalimentation |
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