食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06460530464 |
タイトル | オーストリア保健・食品安全局(AGES)、優先活動「香辛料中のマイコトキシン類、ピロリジジンアルカロイド類及び電離放射線による処理」(A-037-24)の最終報告書を公表 |
資料日付 | 2025年3月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストリア保健・食品安全局(AGES)は3月7日、優先活動「香辛料中のマイコトキシン類、ピロリジジンアルカロイド類及び電離放射線による処理」(A-037-24)の最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。 優先活動の目的は、マジョラム、オレガノ中のピロリジジンアルカロイド類、香辛料中のマイコトキシン類(アフラトキシン、オクラトキシンA)、及び全検体における電離放射線処理を検査することであった。 オーストリア全土から採取された45検体が検査された。1検体が規則不遵守であった。 ・チリの1検体がオクラトキシンAの最大基準値を超過していた。 検査した45検体のいずれにも電離放射線処理は施されていなかった。 背景情報 ピロリジジンアルカロイド類は、高用量で毒性を示し、低用量でも肝臓を損傷する可能性がある。これらは天然の植物二次代謝産物として、植物の多くの「科」に存在する。ピロリジジンアルカロイド類を含む雑草を意図せず収穫すると、食品中に混入する可能性がある。ルリジサ(ムラサキ科ルリジサ属)、ラベージ(セリ科、Levisticum属)、マジョラム、オレガノ(乾燥製品)及びこれらの乾燥ハーブのみで構成された混合物には、ピロリジジンアルカロイド類の合計に対して1,000 μg/kgの最大基準値が定められている。 オクラトキシンAのようなマイコトキシン類は、自然発生する真菌毒素で、肝臓や腎臓に損傷を与える可能性がある。真菌毒素は多くの食品で検出されるが、主に農作物で発生する。食品中の過剰な濃度の原因として、不適切な保管、不十分な乾燥、または不十分な加工などが考えられる。アフラトキシンB1、アフラトキシン類の合計(B1、B2、G1、G2)及びオクラトキシンAについては、特定の香辛料製品における最大基準値が定められている。 照射されたハーブや香辛料は、正確に表示される必要がある(「照射済み」または「電離照射線処理済み」、等)。香りのある乾燥ハーブや香辛料には、最大平均総吸収線量10 kGyが適用される。 結果 規則不遵守率は全体で2.2%であった。 総括すると、検査した45検体のうち6検体で高濃度のマイコトキシン類(オクラトキシンA)及びピロリジジンアルカロイド類が確認された。このうち、1検体がオクラトキシンAの最大基準値を超過したため、規則(EU) 2023/915に基づき不遵守と判断された。5検体については、現行の最大基準値をわずかに下回っていた。汚染物質の濃度を可能な限り低く抑えるための推奨する通知が出された(ALARA(as low as reasonably achievable)原則)。 本報告書の詳細は以下のURLより入手可能である。 https://www.ages.at/download/sdl-eyJ0eXAiOiJKV1QiLCJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpYXQiOjE2MDk0NTkyMDAsImV4cCI6NDA3MDkwODgwMCwidXNlciI6MCwiZ3JvdXBzIjpbMCwtMV0sImZpbGUiOiJmaWxlYWRtaW4vQUdFU18yMDIyLzJfTUVOU0NIL1NjaHdlcnB1bmt0ZS9MZWJlbnNtaXR0ZWxrb250cm9sbGUvU2NoYWRzdG9mZmUvMjAyNC9BLTAzNy0yNF9NeWtvdG94aW5lX19QeXJyb2xpemlkaW5hbGthbG9pZGVfdW5kX0JlaGFuZGx1bmdfbWl0X2lvbmlzaWVyZW5kZW5fU3RyYWhsZW5faW5fR2V3XHUwMGZjcnplbi5wZGYiLCJwYWdlIjoyMjgzfQ.vvqdlVrI4oHV7gC6uV7QHNdd6M1r3Lk89NYE1F8yvBw/A-037-24_Mykotoxine__Pyrrolizidinalkaloide_und_Behandlung_mit_ionisierenden_Strahlen_in_Gew%C3%Bcrzen.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オーストリア |
情報源(公的機関) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
情報源(報道) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
URL | https://www.ages.at/mensch/schwerpunkte/schwerpunktaktionen/detail/zusammensetzung-und-kennzeichnung-von-proteinriegeln |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。