食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06460410160 |
| タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、リスク分析「高病原性鳥インフルエンザH5N1遺伝子型B3.13が英国の肉牛・乳牛で検出されるという仮想シナリオにおいて、牛の肉・挽肉・内臓肉が英国消費者に与えるリスク」を公表 |
| 資料日付 | 2025年2月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は2月6日、リスク分析「高病原性鳥インフルエンザH5N1遺伝子型B3.13が英国の肉牛・乳牛で検出されるという仮想シナリオにおいて、牛の肉・挽肉・内臓肉が英国消費者に与えるリスク」を公表した。概要は以下のとおり。 食品の安全性を確保するというFSAの責任の一環として、我々は随時、英国では未だ発生していないハザードのこういったシナリオを評価し、侵入の際により良い準備ができているようにしている。 ・エグゼクティブサマリー 2024年3月25日に最初の症例が確認されて以来、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)クレード2.3.4.4b遺伝子型B3.13のウイルスが全米の乳牛から検出されている。現在、このウイルスが、英国や他の欧州諸国に存在することを示唆するエビデンスはなく、英国の畜牛においても検出はされていない。本評価では、仮にこのウイルスが英国の畜牛において伝播し始めた場合の、英国消費者が感染牛群の肉・内臓肉を摂取することによる健康へのリスクを示している。このリスク評価では、十分に加熱調理されたもの、十分に加熱調理されていないもの、生の牛肉、牛挽肉、牛内臓肉を対象としている。 食品を介した鳥インフルエンザ伝播のエビデンスは極めて限られている。H5N1ウイルスに感染した畜牛を対象とした米国の2つの研究で生存ウイルスが検出されたのは、死後の筋肉及び腎臓の検体のごく一部(0.5~1%)からであった。これらの畜牛のうちの1頭に由来する一般的なリテールカットに相当する数種類の筋組織の検査では、H5N1亜型A型インフルエンザウイルスは検出されなかった。牛内臓肉では、H5N1ウイルスが肺の検体で2.8 Log10 TCID50/mL、乳腺で7.3~7.8 Log10 TCID50/mLの力価で検出されている。 ビーフバーガーに高濃度のウイルスを人為的に接種した後、63℃以上の温度で加熱調理すると、H5N1ウイルスが5.6 Log減少することが示されている。従って我々は、十分に加熱調理された牛肉、牛挽肉、牛内臓肉の一部を通じて、個人が感染用量のウイルスにばく露される可能性は「無視できる(Negligible)」とし、その不確実性は「低い(Low)」と評価する。 英国の消費者は、十分に加熱調理されていない牛肉や牛肉製品を選択する可能性がある。「レア」の肉に出来上がる温度(49℃)は、食品中のウイルス濃度を2.5 Log減少させる効果があることを示唆するエビデンスがある。従って、十分に加熱調理されていない牛肉、牛挽肉、内臓肉の一部を通じて英国の消費者が感染を引き起こすばく露を受ける可能性もまた、「無視できる(Negligible)」と考えられる。この評価の不確実性は、牛の筋肉及び内臓肉におけるウイルスの分布及び力価に関するエビデンスが不足していること、また十分に加熱調理されていない食品を生産するにあたり使用される工程や温度にばらつきがあることから、「中程度(Medium)」である。 消費者は、タルタルステーキや牛肉のカルパッチョなど、生の牛肉の喫食を選択する可能性もある。これらの製品には、仮にウイルスが存在していたとしても、その感染性を低下させるような更なる加工は施されない。したがって、カルパッチョやタルタルステーキのような生の牛肉製品の一部を介して英国の消費者が感染を引き起こすばく露を受ける可能性は「非常に低い(Very Low)」と考えられる。この評価の不確実性は、牛の筋肉におけるウイルスの分布及び力価に関するエビデンスが不足していることから、「中程度(Medium)」である。 これまでの農業従事者らの症例において観察された症状が軽度であることから、感染した場合の損害の重症度は「低い(Low)」と判断された。しかし、これらの症例は食品を介したばく露によって発症したとは考えられず、吸入などの他のばく露経路と比較して重症度が異なるかどうかは不明であることから、不確実性は「中程度(Medium)」とした。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
| 情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
| URL | https://science.food.gov.uk/article/128380-risk-to-uk-consumers-from-meat-mince-and-offal-from-beef-in-the-hypothetical-scenario-that-highly-pathogenic-avian-influenza-h5n1-strain-b3-13-is-fo |
利用上の注意事項
本データベースに掲載された情報の利用の際は、以下1、2をご理解ください。ご利用に当たって、以下3に同意したものとみなします。1 情報の収集・要約・翻訳について
(1) 掲載情報は、食品安全に関係する国際機関や国内外の政府機関等の公式ウェブサイト等から収集しています。ただし、すべての国や関係機関を網羅し、また各機関が公表しているすべての情報を収集しているわけではありません。(2) 掲載情報は、発信元の機関から提供されている情報の趣旨を出来る限り改変しないよう翻訳・要約しています。
(3) 掲載情報の翻訳には、細心の注意を払っているが、誤訳や間違いを含む可能性があります。掲載情報と情報発信元の文章に相違がある場合は、情報発信元の文章が常に優先されます。
(4) 掲載情報は、情報収集時点のものであり、その後の新たな知見等により更新されている可能性があります。情報元のURLや記事内のリンクについては、リンク切れとなっている場合があります。
(5) 食品安全委員会が行った翻訳及び要約内容について、情報発信元の機関に確認は行っておりません。
2 掲載情報と食品安全委員会の立場について
(1) 食品安全委員会は、国際機関、海外の政府機関や研究機関の情報をありのままにわかりやすく提供することがリスクコミュニケーションに資するものと位置付け、発足以来、本データベースを運用しています。(2) 本データベースは、海外の評価機関、研究機関の公表情報を翻訳・要約・集約したものであり、食品安全委員会としては、掲載情報の内容を検証しておらず、具体的には、その正誤及び真偽を一切確認していません。また、科学的な観点からの正確性を保証するものではありません。
(3) 本来は、収集された情報に対し食品安全委員会としての見解を付与しデータベースに掲載することが最善ではありますが、日々収集される情報1つ1つの内容を確認・検証し、食品安全委員会としての見解をまとめることは不可能であることから、やむを得ず情報発信元の情報をそのまま掲載しております。
(4) このため、掲載されている情報に記載されている意見・見解・主張は、情報発信機関又はその情報内で取り上げられている機関等によるものであり、食品安全委員会の考え方と異なる場合があります。
3 利用者の責務
(1) 情報の利用に当たっては、必ず利用者自らが情報発信元の公式サイト等で最新の情報を確認し、利用者自身の責任で行うこと。専門的又は法的な判断が必要な場合には専門家に相談するなどにより最新の正確な情報を入手すること。(2) 2(2)~(4)のとおり、掲載されている情報は、
① 食品安全委員会として内容の正誤及び真偽を一切確認しておらず、
② 食品安全委員会の考え方とは異なる場合があることから、これを食品安全委員会の発信する情報として引用・転用することはせず、情報発信元の情報を直接、当該情報発信者のルールに基づき引用・転用すること。
(3) 情報発信元の情報に誤り等があることや、掲載情報の利用によって生じたいかなる損害や不利益についても、食品安全委員会は一切の責任を負わないこと。
