食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06460130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF10625株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表
資料日付 2025年2月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月28日、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF10625株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの用途拡張に関する安全性評価について科学的意見書を公表した(2月11日採択、PDF版15ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9283)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼ(トリアシルグリセロールアシルヒドロラーゼ; EC 3.1.1.3)は、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF10625株を用いて、AB Enzymes GmbH.により生産される。
 当該食品用酵素の安全性評価は実施済みであり、EFSAは、当該食品用酵素を食品製造工程2工程にて使用する場合、安全性上の懸念は提起されないと結論している。その後、申請者は新たに3工程を追加する用途拡張及び用量変更を要請した。本評価において、EFSAは以下の食品製造工程5工程における使用に対し、当該食品用酵素の安全性評価を更新する。
 ・ 焼成製品製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
 ・ 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
 ・ 卵及び卵製品の加工工程(新規追加)
 ・ 脱ガムによる精製食用油脂製造用の油脂加工工程(新規追加)
 ・ 改質レシチン製造用の油脂加工工程(新規追加)
 当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、脱ガムによる精製食用油脂製造工程では最終製品より除去されるため、欧州集団における当該食品用酵素 - TOSへの食事性ばく露は、残りの食品製造工程4工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.197 mg TOS/kg体重と推定された。
 前回報告された無毒性量(試験された最高用量である1,000mg TOS/kg体重/日)と上記食事性ばく露を組み合わせ、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、少なくとも5,076のばく露マージンを導出した。
 新たなデータ、改定されたばく露量推定、及び、前回の評価に基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は、改定された意図される使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9283
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