食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06460040344 |
| タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、牛の血中PFAS濃度とこれらの動物の肉及び内臓中のPFAS濃度の相関関係と題する科学委員会の意見書を公表 |
| 資料日付 | 2025年2月28日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は、牛の血中PFAS濃度とこれらの動物の肉及び内臓中のPFAS濃度の相関関係と題する科学委員会の意見書(60ページ、フランス語、英文サマリーあり)を公表した(公表日不明、科学委員会による意見書の承認日: 2025年1月16日)。概要は以下のとおり。 1. 背景及び諮問事項 2023年に、と畜場でベルギーの農場由来の数頭の牛から採取された肉と肝臓が、欧州法でパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)に対して設定された最大基準値に適合していないことが判明した。これらの死後検査の結果は、被害をこうむった農場由来の牛から得られた食品のフードチェーンへの導入の禁止を招いた。 AFSCAは、畜産業者がパーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)汚染に出来る限りうまく対処し、その自主管理(autocontrole)の枠内で可能な限り最善の決定を下せるように手段を提供したいと考えている。 したがって、科学委員会に対して以下の3つの質問がなされた。 (1) 牛の血液中のPFAS(PFOS、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS))について、どの程度の値からその牛の肉や内臓(肝臓、腎臓等)について(規則(EU)2023/915に従って)不適合が疑われるか? (2) 牛の筋肉組織、肝臓、腎臓中のPFAS濃度の相関関係はどのようなものか? (3) PFAS汚染源が除去された後、生きた牛の血液中のPFAS(PFOS、PFOA、PFNA、PFHxS)の減少速度(depletion kinetics)はどのくらいか? 2. 方法 当該意見書は、文献レビュー、AFSCAの監視データ、専門家の意見、及び選択されたデータセットの回帰分析に基づく。 3. 結論 科学委員会は、欧州の最大基準値(規則(EU)2023/915)に照らして、牛の肉、肝臓、腎臓中のPFAS濃度の適合性を推定できるような牛の血中PFASの指標値を設定する可能性を評価した。そのために、科学委員会は、(i)2023年11月29日付のデンマークの政令No 1386、(ii)文献データ、(iii)AFSCAの監視データを根拠とした。 さらに、同じ動物の血漿及び筋肉組織中のPFOS濃度のデータ(牛28頭の血漿と筋肉組織中のPFOS濃度のデータ)に線形回帰分析を適用した。生データの対数変換に基づいて行われたこの分析は、肉中のPFOS濃度0.3 μg/kg(=欧州の最大基準値)が、95%で推定された信頼区間2.5~23.4 μg/Lで、血漿中の最も可能性の高いPFOS濃度6.2 μg/Lに相当する可能性があることを確かめるために実施された。肝臓と腎臓に関しては、利用可能なペアデータ(同一の動物由来の血液及び組織のPFOS濃度)がないため、この種のアプローチを実施することは不可能であった。 得られた下限値2.5 μg/Lは、デンマーク当局が適用している血漿1 LあたりのPFOSが3.3 μgという指標値に近いが、それよりも慎重な値(訳注 より安全性を重視した基準値)である。科学委員会は、肉、肝臓、腎臓中のPFOS濃度の適合性を推定するのに適切な指標値として、血漿中のPFOS濃度2.5 μg/Lを適用できるであろうと考えている。PFOA、PFHxS、PFNAについては、このような血漿中の可能な指標値を導出できるデータはほとんどないか、まったくない。全てを熟考した結果、科学委員会は、牛の肉、肝臓、腎臓中のPFOA、PFHxS、PFNA濃度の適合性を推定するために、血漿中の同じ濃度2.5 μg/Lを適用できるであろうと考えている。この2.5 μg/Lという指標値は、大きな不確実性を免れないため、100%決定的ではない可能性があることを強調する必要がある。 牛の筋肉組織、肝臓、腎臓中のPFAS濃度の相関関係は、(i)AFSCAの監視データ、及び(ii)科学文献のデータを用いて評価された。肝臓(n = 16)に関する入手可能な結果に基づき、肝臓中のPFOS濃度は筋肉組織中の濃度の6~34倍(平均21倍)高く、また腎臓(n = 8)中のPFOS濃度は筋肉組織中の濃度の3~12倍(平均8倍)高いと推定することができた。PFOA、PFNA、PFHxSについては、データが不十分であるため、この種の可能な相関関係を確立することはできなかった。PFOSに関するこれらの相関関係は、実験設計の異なる様々な研究からの比較的限られた数のデータに基づいて決定されたものであること、そしてこれらの相関関係を予測する際に牛の品種、性別、泌乳状態の区別は行われなかったことに留意する必要がある。 最後に科学委員会は、汚染源の除去後、牛の筋肉組織、肝臓、腎臓がこれらのPFASについて適合していることを推定するために生存中の血液分析を実施するにあたり最適な時期はいつかを特定する可能性を評価した。そのために、牛の血中PFASの減少速度に関する文献を調査した。PFOSについては、血中排出半減期は39日(泌乳牛)~120日(肉牛)の範囲であり、PFOAについては1.3日(泌乳牛)と19.2日(肉牛)、PFNAについては8.7日(泌乳牛)と12.3日(肉牛)であった。PFHxSについては、肉牛の半減期は9.3日であった。 4. 勧告(※略) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ベルギー |
| 情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
| 情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
| URL | https://scicom.favv-afsca.be/comitescientifique/avis/2024/_documents/Avis01-2025_SciCom2024-10_PFASdanslesang_laviande_etlesabatsdebovins.pdf |
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