食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06450110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAnoxybacillus caldiproteolyticus AE-KCGT株由来食品用酵素シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2025年2月14日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月14日、非遺伝子組換えAnoxybacillus caldiproteolyticus AE-KCGT株由来食品用酵素シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月15日採択、PDF版15ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2025.9221)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼ((1-4)-α-D-グルカン4-α-D-[(1-4)-α-D-グルカノ]-トランスフェラーゼ; EC 2.4.1.19)は、非遺伝子組換えAnoxybacillus caldiproteolyticus AE-KCGT株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しない。 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程2工程にて使用されることが意図されている。 ・ 植物抽出物製造用の植物由来製品・真菌由来製品の加工工程 ・ 特殊炭水化物(シクロデキストリン)製造用の糖類の加工工程 欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大20.27 mg 総有機固形物(TOS)/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、試験された最高用量である2,246 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージン(MoE)は少なくとも以下の通りであると算出された。 ・ 乳児(3~11か月齢) ; 141、幼児(12~35か月齢); 111、小児(3~9歳); 154、青少年(10~17歳); 362、成人(18~64歳); 508、高齢者(65歳以上); 713 シクロマルトデキストリングルカノトランスフェラーゼのアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、以下の呼吸器系アレルゲンとの一致が3件検出された。 ・ Asp o 21(配列同一性46.2%); Aspergillus oryzae由来α-アミラーゼ ・ Sch c 1(配列同一性43.8%); Schizophyllum commune由来グルコアミラーゼ ・ Aed a 4(配列同一性36.3%); ネッタイシマカ由来α-グルコシダーゼ FEZパネルは、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において、青少年、成人及び高齢者に対し、安全性上の懸念を提起しないと結論する。MoEは、乳児、幼児及び小児に対する安全性の懸念を排除するには不十分である。 当該食品用酵素の用途拡張の安全性に関する科学的意見書は以下にて入手可能。 https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2025.9222 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9221 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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