食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06450060475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、レゾルシノール(resorcinol)を内分泌かく乱物質として分類する同庁の提案について情報を提供 |
資料日付 | 2025年2月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2月14日、レゾルシノール(resorcinol)を内分泌かく乱物質として分類する同庁の提案について情報を提供した。概要は以下のとおり。 レゾルシノールは甲状腺機能に影響を及ぼし有害作用があるということを指摘した後、ANSESは本物質をヒトの健康に対する内分泌かく乱物質として分類することを目指し提案を行っている。この提案は、CLP規則(分類、表示、包装に関する欧州規則)にこの危険有害性クラスが最近設けられたことによって可能となった。本物質に関する意見や補足情報の提供を目的として、この科学的案件は、1月20日から 欧州化学品庁(ECHA)のウェブサイトで公開協議に付されている。 レゾルシノールは、タイヤ、ゴム由来製品、接着剤、工業用樹脂の製造に使用される物質である。また、特定の化粧品や手入れ用品(染毛剤、業務用マスカラ)にも使用され、エビなどの食品の酸化防止剤として、また特定の医薬品組成の防腐剤としても使用されている。 2020年にECHAの加盟国委員会(MSC)は、レゾルシノールが内分泌かく乱物質の定義を満たしていることを認めていたが、本物質をREACH規則の意味における高懸念物質として見なすことについての合意は成されなかった。最近、CLP規則に内分泌かく乱作用が組み込まれたことにより、新たな行動の道が開かれた。つまり、この組み入れにより、ヒトの健康に対する内分泌かく乱物質としてレゾルシノールを分類することを提案し、規則に則ってそのハザードの特性を認めることが可能になる。 ・ヒトの健康を守るために強化された分類 ANSESはその評価作業に基づいて、レゾルシノールの調和された分類の拡張を提案し、(現行の分類に加えて)以下の分類を提言している: ヒトの健康に対する内分泌かく乱物質、区分1(EUH380、ヒトに内分泌かく乱作用を引き起こす可能性がある)。 この分類の結果として、レゾルシノールは、作業者及び消費者がこの危険有害性の存在について明確な識別と情報を得られるように、CLP規則の新しい規定に従って、適切な警告文、危険有害性情報及び注意書きが表示される必要がある。 ・分類案が公開協議に付される レゾルシノールの調和された分類の提案は、3月21日までECHAのウェブサイトで公開協議に付されている。この協議段階の後、ANSESは寄せられた意見に対応する。当初の提案、意見及びANSESが示した回答は、ECHAのリスク評価委員会により分析され、その後、同委員会はレゾルシノールの分類更新に関する意見を表明する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | https://www.anses.fr/fr/content/l-Anses-propose-de-classer-le-resorcinol-comme-perturbateur-endocrinien-dans-le-reglement-europeen-CLP |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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