食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06440560294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2024/12/13~2025/1/20)を公表(鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルス) |
資料日付 | 2025年1月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は1月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2024/12/13~2025/1/20)を公表した(8ページ)。鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・A(H10N3)、中国 2024年12月12日の前回のリスク評価以降、2025年1月3日に中国からインフルエンザA(H10N3)ウイルスの感染によるヒト症例1例がWHOに通知された。患者は広西チワン族自治区の23歳の女性で、基礎疾患を有し、2024年12月12日に症状を発症した。患者は12月19日に重症肺炎で入院し、オセルタミビルによる治療を受けた。当初は重体であったが、改善した。12月22日に採取された臨床検体はA型インフルエンザ陽性で、12月26日にインフルエンザA(H10N3)であることが確認された。発症前に当該患者はスーパーマーケットで働いており、解体処理されたばかりの家きんにばく露されていた。報告時点では家族に発症者はいない。すべての濃厚接触者はインフルエンザA(H10N3)陰性であった。様々な場所で採取された環境検体はすべてインフルエンザA(H10N3)陰性であった。 本事例は、現在までに中国及び世界で検出された4例目のA(H10N3)ウイルス感染によるヒト症例である。 ・リスク評価 (1)鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルス感染による更なるヒト症例の世界的な公衆衛生上のリスクは? 鳥インフルエンザA(H10)ウイルスによるヒトの感染は、過去にも検出され、報告されている。鳥類におけるこれらのウイルスの伝播の範囲や疫学は明らかでない。異なる遺伝的特徴を持つ鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスは、1970年代以降、過去にも渡り鳥及びその他の野鳥で検出されている。当該ウイルスが鳥類で伝播し続ける限り、さらなるヒト症例の発生が予想されるがそれは引き続き稀である。新たに散発的症例が検出されたとしても公衆衛生への影響はごく小さい。更なる散発的ヒト症例の全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。 (2)鳥インフルエンザA(H10N3)ウイルスがヒトからヒトへ持続的に伝播する可能性は? 上述事例又は過去のインフルエンザA(H10N3)ウイルスによるヒト症例発生事例に関連する持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価された現在循環するインフルエンザA(H10N3)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているので、今のところ持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いとみられる。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--20-january-2025 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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