食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440341149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Pesticide steering network(PSN)第32回会合議事録(開催月日:2024年10月29日~30日)を公表 (後半2/2)
資料日付 2024年10月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06440340149)

 Q. ガイダンスがない状態で、この種の物質を評価するリソースに問題があることが提起された。
 A. 報告担当加盟国が独自の判断で評価することは困難なため、ガイダンス/ガイドラインを作成する必要性が議論された。 加盟国の指針となり、支援となるようEFSAに委任する可能性が示唆された。欧州委員会は、RNAi有効成分に関する専用のガイダンスはないが、出発点として使用する必要があり、報告担当加盟国が序文の規定も含み最初の評価の参考として使用する必要がある既存のデータ要件とガイダンス文書があると回答した。
 ある報告担当加盟国の経験によれば、非標的生物への影響の予測は未知であり困難なため、生態毒性の領域が主要な困難であると述べた。標的生物に近い非標的生物に関する試験が実施されたが、RNAiベースの殺虫剤のMoAを考慮すると十分ではない可能性がある。生態毒性への影響を評価するためにバイオインフォマティックスが使用されるが、このアプローチは新しく、多くの未知の点がある。RNAベースの殺虫剤の特異性も不明確である。考慮すべきもう一つの側面は、耐性の発達と耐性管理戦略を構築する必要性である。ある報告担当加盟国は、米国における承認事例は自由に利用可能であるため、有用情報を取得するのに役立つ可能性があると述べ、知識と経験共有のためにカナダにも接触したと述べた。 
 結論として、欧州委員会は、評価草案やピアレビューの期間に、これらの特定物質に限定した科学的リスク評価の必要性を繰り返した。
12.2ピアレビューにおけるリスク評価の現状
 EFSAによる説明: EFSAと内分泌かく乱物質に関する知識が豊富な加盟国との間の前向きな協力があった。
将来的な改善領域: 加盟国の活動とECHAとの調整(殺生物剤、分類と表示、補助剤)、ピアレビュー会合への積極的な参加
12.3 ピアレビュー及び完全性チェックのフィードバック、評価報告書の品質、遅延
12.4 評価報告書における裏付け情報として用いられる研究
13. 最大残留基準値(MRL)申請における効率的な訓練-時間の停止の影響を軽減する方法
14. 情報更新-ガイダンス文書の更新
14.1 EFSA OPEX(農薬施用者、農場労働者、居住者、通行人)モデル
14.2 PERA(次世代システムベース環境リスク評価(Partnership for next generation, systems-based Environmental Risk Assessment)の枠組みパートナーシップ契約(FPA)-
14.3 ガイダンス文書の改定及び間接的な影響に関するEFSAへの委任事項
 ・植物保護製剤に関する陸地の生態毒性に関するガイダンス文書のレビュー
 ・農業環境条件における栄養相互作用を通した生物多様性への間接的な影響の可能性を評価するためのガイダンスの作成
(※訳注1) Pesticide steering network (PSN):農薬リスク評価全般の管理と計画、及びこの過程をさらに効率化する目的で、2008年9月、EFSAにより設立された。EU加盟各国の代表者、欧州委員会の保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)、EFSAから構成される。
主な目的:
 ・リスク評価プロセスの計画及び管理
 ・リスク評価とMRL設定プロセスの統合
 ・ECHAとの連携
 ・リスク評価ガイダンス文書の作成と更新における優先順位付けに関する助言
詳細は以下のURLから参照可能。
https://www.efsa.europa.eu/en/science/scientific-committee-and-panels/ppr#networks
(※訳注2) IUCLID(International Uniform Chemical Information Database)は、国際統一化学情報データベース
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/2024-11/32nd_PSN_Network%20Minutes%20%281%29.pdf
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