食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06440140464
タイトル オーストリア保健食品安全局(AGES)、残留物管理計画を公表
資料日付 2025年1月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健食品安全局(AGES)は1月16日、残留物管理計画を公表した。概要は以下のとおり。
 動物由来の食品に薬理有効成分が残留しているかどうかをモニタリングすることは、消費者の健康保護に不可欠なことである。
 国家残留質管理計画(NRCP)は重要なモニタリング手段である。
 NRCPはEU全域で調和のとれたプログラムの一部であり、このプログラムの下で、生きた動物及び動物製品が薬理有効成分の残留について検査される。NRCPの目的は、禁止または未承認の成分(ホルモン作用成分、植物保護製剤など)の違法使用を検出し、承認された有効成分(動物用医薬品、殺虫剤など)の使用を法律に従ってモニタリングすることである。
 この計画は毎年作成され、検査対象となる動物または動物製品の数、検体採取、検査対象パラメータ、及び使用される分析方法に関する正確な仕様が含まれる。検体の地域割り当てと検体採取は連邦各州の管轄である。これらは、現地及び地域の状況を考慮して、公的な獣医学的検査及び食品検査の一環として実施される。薬理学的有効成分の不適切または不適当な使用が疑われる場合は、追加検査が実施され、検体が採取される。
 家畜の検査の一環として血液、尿、毛、飼料が検査され、と畜時の管理の一環として動物組織(筋肉、肝臓、腎臓、腎臓脂肪)、血液、尿が検査され、また牛乳、卵、ハチミツなどの一次動物生産の検体も検査される。
 検査の範囲
 当該検査プログラムによると、NRCPの枠組み内で、以下の物質群の残留物が検査される:
 ・同化作用のある禁止物質(スチルベン(Stilbene)、抗甲状腺薬(Thyreostatika)、ステロイド(Steroide)、レゾルシル酸ラクトン(Resorcylsaure-Lactone)、ベータアゴニスト(beta-Agonisten))
 ・禁止されている獣医用医薬品(クロラムフェニコール(Chloramphenicol)、ニトロフラン(Nitrofurane)、ニトロイミダゾール(Nitroimidazole)など)
・未承認の薬理有効成分(抗菌物質、抗コクシジウム剤、抗寄生虫薬、鎮静剤、抗炎症物質、染料、植物保護製剤)
 ・許可された物質(抗菌物質、駆虫薬、殺虫剤、殺菌剤、鎮静剤、非ステロイド性抗炎症剤、コルチコステロイド(Corticosteroide)、抗コクシジウム剤など)
 検査対象の物質の選択は基本的にEUの法的事項によって決定されるが、リスクに基づく特定事項は各加盟国レベルでのリスクに基づく特殊性は、NRCPの設計に組み込むことが可能であり、また組み込むべきである。
 2023年以降、新しいEU 規制に基づいて、薬理有効成分の残留物管理に関する3つの個別の
計画を作成する必要がある。
 ・リスクに基づく計画
 ・サーベイランス計画
 ・輸入検体計画
 NRCPと検査結果の両方が、欧州委員会または欧州食品安全機関(EFSA)に提出されなければならない。
 NRCPの結果
 2023年には、検査された合計8,395検体のうち16検体で、基準値を超える残留物や、未承認または禁止された物質が検出された。これは 全体の0.2%に相当する。
 2023年残留管理計画の評価は以下のURLより入手可能である。
https://www.ages.at/download/sdl-eyJ0eXAiOiJKV1QiLCJhbGciOiJIUzI1NiJ9.eyJpYXQiOjE2MDk0NTkyMDAsImV4cCI6NDA3MDkwODgwMCwidXNlciI6MCwiZ3JvdXBzIjpbMCwtMV0sImZpbGUiOiJmaWxlYWRtaW4vQUdFU18yMDIyLzZfRk9SU0NIVU5HL1dpc3Nlbi1Ba3R1ZWxsL0xlYmVuc21pdHRlbHNpY2hlcmhlaXQvUlx1MDBmY2Nrc3RhbmRza29udHJvbGxwbGFuL0Jld2VydHVuZ19SXHUwMGZjY2tzdGFuZHNrb250cm9sbHBsYW5fMjAyMy5wZGYiLCJwYWdlIjoyMzkwfQ.myIYyLoB9wtSKaSGSM9Uu-rH-jKqp29y9ci0JSNRW3Y/Bewertung_R%C3%Bcckstandskontrollplan_2023.pdf
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL https://www.ages.at/forschung/wissen-aktuell/detail/rueckstandskontrollplan
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