食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06430240316 |
タイトル | ドイツ連邦消費者保護・食品安全局(BVL)、食品中の残留農薬が再び低水準であったことを示す2023年検査結果を公表 |
資料日付 | 2025年1月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全局(BVL)は1月15日、食品中の残留農薬が再び低水準であったことを示す2023年検査結果を公表した。概要は以下のとおり。 ドイツの食品に含まれる残留農薬は既存の最大残留基準値を超えることはほとんどなかった。これは、BVLが発表した「2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書」で示されている。これまでで最多の食品22,314検体が、このような残留物について検査された。汚染状況は、作物の種類や製品の産地によって異なる。 これらの違いは、前年の結果を裏付けている。ニンジン、ジャガイモ、リンゴなどのよく消費される食品だけでなく、イチゴやアスパラガスなどの季節の食品でも、2023年に最大残留基準値の超過はほとんど、またはまったく検出されなかった。検査検体数が100以上の食品で超過したもののほとんどは、マンゴー、乾燥豆、コショウ(黒、緑、白)、米、茶(黒、緑)、ピーナッツ、サヤインゲン、チェリーであった。ここでの超過率は、検査検体の6.2%~7.9%であった。 産地による違い 製品の産地も残留農薬の汚染レベルに依然として大きな影響を与えていた。既存の最大残留基準値の超過は、ドイツからの製品検体の1.0%、その他のEU諸国からの検体の1.3%で検出された。これは、EU以外の国の製品の検体の8.5%に該当した。全体として、超過率は前年と比較してわずかに減少した。 有機栽培食品 有機栽培食品では、従来の農法に比べて使用が認められている農薬の種類が著しく少なくなっている。試験により、有機製品には従来の農法で生産された製品よりも残留物が少ないことが研究で確認されている。有機栽培の検体の71.9%で、定量可能な残留物は検出されなかった。従来の製品では、これは検体の35.8%にのみ該当した。 複数種類の残留物 前年と同様に、検査検体の3分の1あまりで複数種類の有効成分が検出された。検査検体数が100 以上の食品の中では、検体の少なくとも4分の3で複数種類の残留物が検出された。これは主に、チェリー、ミカン、スグリ(Johannisbeeren)(黒、赤、白)、生食用ブドウ、モモ/ネクタリン、オレンジ、芽キャベツ(Rosenkohl/Kohlsprossen)、イチゴが該当した。 背景 食品中の農薬の残留は、既存の最大残留基準値を超えず、したがって健康に無害である場合にのみ許可される。しかし、逆に、設定された最大残留基準値を超えたからといって、必ずしも消費者が健康リスクにさらされるわけではない。最大基準値は、農薬が正しく使用された場合に予想される残留物の量に基づいて設定される。健康にリスクがあってはならない。したがって、最大残留基準値は、健康への懸念レベルをはるかに下回っていると言える。 連邦各州の公式食品監視当局の研究所で検査された食品検体は、主にリスク指向の検査からによるものである。2023 年には、880万件以上の分析で22,314検体が1,072種類の物質について検査された。 追加情報 ・背景情報:2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書 https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fokusmeldungen/01_lebensmittel/2025/2025_01_15_HI_PSMR.html?nn=12429764 ・概要:2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書 https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Downloads/01_Lebensmittel/nbpsm/00_Berichte/NBPSMR_Kurzfassung_2023.html?nn=12429764 ・2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書 https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Downloads/01_Lebensmittel/nbpsm/00_Berichte/NBPSMR_2023.html?nn=12429764 ・2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書の表 https://www.bvl.bund.de/DE/Arbeitsbereiche/01_Lebensmittel/01_Aufgaben/02_AmtlicheLebensmittelueberwachung/07_PSMRueckstaende/01_nb_psm_2023_tabellen/nbpsm_2023_tabellen_node.htm ・表に関する説明文(2023年食品中の残留農薬に関する国家報告書) https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Downloads/01_Lebensmittel/nbpsm/11_nbpsm_2023/Erlaeuterungen_Tabellen/nbpsm_2023_tabellen_erlaeuterungen.html?nn=12429764 ・2023年食品と飼料に関する欧州緊急警報システム報告書 https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Fokusmeldungen/01_lebensmittel/2024/HI_RASFF-Meldungen-2023.html?nn=12429764 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
情報源(報道) | ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL) |
URL | https://www.bvl.bund.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/01_lebensmittel/2025/2025_01_15_PM_PSMR.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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