食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06420190482 |
タイトル | 香港食物環境衛生署食物安全センター、「第2回トータルダイエットスタディー報告書(第1報)」を公表 |
資料日付 | 2024年12月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港食物環境衛生署食物安全センターは12月20日、「第2回トータルダイエットスタディー報告書(第1報)」を公表した。概要は以下のとおり。 本報告は、食品中の亜硫酸塩のレベル及び関連する食事性ばく露の調査についてまとめている。その結果、香港住民の亜硫酸塩の食事性ばく露量は許容一日摂取量(ADI)を大幅に下回っており、健康への懸念は低いことが示された。 第2回香港トータルダイエットスタディーは、香港住民と様々な住民サブグループの食品安全上の懸念のある化学物質への最新の食事性ばく露を評価し、関連する健康リスクを評価することを目的としている。今回の調査は2023年2月に開始され、180種類以上の食品から合計2,200以上のサンプルが収集された。食品サンプルは食用可能な状態に加工された後、食品添加物、金属汚染物質、マイコトキシン、残留性有機汚染物質、残留農薬、及び加工等により発生する汚染物質等の複数の化学物質グループを検出するために、実験分析用に370以上の混合サンプルにまとめられた。 本報告では、亜硫酸塩(二酸化硫黄を含む)は、特に保存料や酸化防止剤として食品製造に使用されてきた長い歴史を持つ多機能食品添加物のグループである。 センター広報担当者は、「現在の証拠によれば、亜硫酸塩の急性毒性は低い。しかし、亜硫酸塩の長期的過剰摂取は、実験動物の胃の炎症を引き起こし、中枢神経系に影響を与える可能性がある。亜硫酸塩に対するアレルギー症状のある人にとって、その摂取は、気管支収縮やその他の副作用を引き起こす可能性がある」と述べた。 国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議が定めた健康影響に基づく指標値によると、亜硫酸塩の許容一日摂取量は0~0.7 mg/kg体重/日となっている。 本調査では、合計185種類の食品の亜硫酸塩の含有量を検査したが、そのうち亜硫酸塩が検出されたのは17種類(約 9%)に過ぎなかった。亜硫酸塩の平均濃度が最も高かったのはドライフルーツ(240 mg/kg)で、次にきのこ、赤及び白ワイン、漬物が続き、平均濃度は20~30 mg/kgであった。亜硫酸塩が検出されたその他食品については、平均濃度は10 mg/kg以下であった。 今回の調査結果によると、成人の食事による亜硫酸塩の平均的な摂取量は0.010~0.037 mg/kg体重/日、高摂取者の場合は0.021~0.055 mg/kg体重/日で、それぞれADIの1.5~5.3%、3~7.9%を占めた。6歳~17歳の平均的な摂取量は0.012~0.051 mg/kg体重/日、高摂取者の場合は0.028~0.078 mg/kg体重/日で、それぞれADIの1.8~7.3%、3.9~11%を占めた。 第2回香港トータルダイエットスタディーは2023年2月に開始され、2026年末までに完了する予定である。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
情報源(報道) | 香港食物環境衛生署食物安全センター |
URL | https://www.cfs.gov.hk/sc_chi/press/20241220_11355.html |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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