食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06410870105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、Diamond Shruumzブランドのチョコレートバー、コーン及びグミに関連した疾病についての調査の続報を公表 |
資料日付 | 2024年11月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は11月15日、Diamond Shruumz(商標)ブランドのチョコレートバー、コーン(フィリングを詰めた円錐形のスナック)及びグミに関連した疾病についての調査(2024年6月)の続報を公表した。概要は以下のとおり。 Diamond Shruumzブランドのいずれのフレーバーも、喫食、販売、提供してはならない。 FDAは、発生源を特定し、疾病を最小限に抑えて当該事象を封じ込めるために、FDAの協調的集団発生対応評価(Coordinated Outbreak Response and Evaluation(CORE))ネットワークが管理する初期対応活動から移行した。現在、事件の対応措置及び活動に重点を置いており、これには予防及びコンプライアンス活動、追加のサーベイランスが含まれる可能性がある。 2024年10月18日、FDAはDiamond Shruumzブランドの製品を販売していることが確認されている店舗名及び所在地の最新リストを公表した。Diamond Shruumzブランドの製品は全てリコールされており、販売されるべきではない。リコール対象のDiamond Shruumzブランド製品を販売し続けている小売業者(オンライン又は対面販売)を知っている場合は、その情報をFDAに報告すること。 2024年10月31日現在、CDCの調査では、34州から合計180人の発症者が報告されており、73人が入院し、3人が本件に関連して死亡した可能性がある。 2024年11月4日現在、22検体のDiamond Shruumzブランドのグミの検査結果を公表している。Diamond Shruumzブランド製品に含まれる化合物の検査は完了しており、その結果は「検体結果」のセクションにまとめられている。COREの調査は完了しており、現在、FDAは事件後の措置と活動に注力している。 症例数 総発症者数:180 ・Diamond Shruumz製品を喫食したと報告された人々の症例総数:118 ・ブランド不明のきのこ(mushroom)チョコレートバーを喫食したと報告された人々の症例総数:36 ・Diamond Shruumz以外のブランドのきのこチョコレートバーを喫食したと報告された人々の症例総数:26 検査結果(2024年11月15日) Prophet Premium Blends社は、同社のリコール発表の一部として、Diamond Shruumzブランドの製品にムシモール(muscimol)が含まれていることを示した。現在までに、FDAはチョコレートバー22検体、フィリング入りコーン(Infused Cones)10検体、グミ22検体と、一部のDiamond Shruumzブランドの製品の製造に使用されたと報告されている1種類の原材料を検査した。チョコレートバー22検体のうち9検体、フィリング入りコーン10検体のうち5検体と当該原材料1種にムシモールが含まれていることが判明した。ムシモールは全ての製品に含まれているわけではなく、Diamond Shruumzブランドの製品を摂取した発症者が報告した全ての症状を説明できるわけではない。 ムシモールに加えて、FDAによるDiamond Shruumzブランドのチョコレートバーとフィリング入りコーン、グミの検体の分析では、次の化合物の存在が確認されている。 1. アセチルシロシン(別名4-アセトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン、4-アセトキシ-DMT、O-アセチルシロシン、又はシラセチン)(Acetylpsilocin(also known as 4-acetoxy-N,N-dimethyltryptamine, 4-acetoxy-DMT, O-acetylpsilocin or psilacetin)):チョコレートバー9検体、フィリング入りコーン5検体、及びグミ14検体から検出された。 2. シロシン(Psilocin)(スケジュールI規制物質):チョコレートバー4検体、フィリング入りコーン5検体、及びグミ14検体から検出された。 3. プレガバリン(Pregabalin)(処方薬):チョコレートバー3検体、フィリング入りコーン5検体、及びグミ4検体から検出された。 4. デスメトキシヤンゴニン(desmethoxyyangonin)、ジヒドロカバイン(dihydrokavain)、及びカバイン(kavain)(カバ植物に含まれるカバラクトン):チョコレートバー18検体、フィリング入りコーン全10検体、及びグミ11検体から3種同時に検出された。 5. イボテン酸(Ibotenic acid)及びムシモールがDiamond Shruumzブランドの製品の製造に使用したと報告されている当該原材料から検出された。 一覧表に示す結果は、チョコレートバー、フィリング入りコーン、及びグミのフレーバーにより含有される化合物が異なることを示しているが、Diamond Shruumzブランド製品の同一フレーバーであっても、含有される化合物が変動する可能性がある。 これらの化合物を個別に摂取した場合の影響は既知であるが、同時に摂取した場合のこれらの化合物間の相互作用に関する研究はほとんどない。FDA及び米国疾病管理予防センター(CDC)の医療担当者は、これらの化学物質を摂取した場合の健康リスクを理解し、適切な次の措置を決定するために、これらの検査結果を解釈するための取り組みを継続している。 Diamond Shruumzブランド製品に含まれる化合物の検査が完了し、その結果が表にまとめられている。分析のために収集された22検体のDiamond Shruumzブランドのグミのうち6検体は、表に記載されている化合物/化学物質に対して陰性であったため、これらの6検体は表から除外されている。さらに、分析のために収集された10検体のDiamond Shruumzブランド製品(様々なフレーバーのチョコレートバー、フィリング入りコーン、グミを含む)は、大麻に関連するカンナビノイド類に対して陰性であった。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-illnesses-diamond-shruumz-brand-chocolate-bars-cones-gummies-june-2024 |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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