食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06410450543 |
タイトル | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)、食品中の残留農薬分析プログラム(2023年)の結果を公表 |
資料日付 | 2024年12月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は12月11日、食品中の残留農薬分析プログラム(2023年)の結果を公表した。概要は以下のとおり。 ANVISAは、2023年の食品中の残留農薬分析プログラム(Para)の結果を公表した。今回、76の自治体で採取された3,294の食品検体が分析された。 検体はブラジルの全地域のスーパーマーケットの棚から収集され、専門の研究所で国際的に知られた科学的方法で分析される。 今回は、ブラジル国民の植物由来食品消費量の31%を占める、パイナップル、レタス、ニンニク、米、サツマイモ、テンサイ、ニンジン、ハヤトウリ、グアバ、オレンジ、マンゴー、ピーマン 、トマト、ブドウの14食品が分析された。 分析では、ブラジルで認可されたことのない製品やすでに禁止されている物質を含め、全部で338種類の農薬の残留が確認された。 プログラムの分析は周期的に行われる。2023年から2025年にかけて、36食品が分析される予定であり、ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、これらはブラジルで消費される植物由来食品の80%を占める。今回発表される結果は、2023年から2025年までの多年次計画の初年度のものである。 (中略) #急性リスク(24時間以内の摂取) ・消費者への潜在的なリスクを伴うと特定されたのは22検体(0.67%)であった。 ・急性リスクの可能性がある検体が多かった作物は、パイナップル(7検体)及びオレンジ(6検体)であった。 #慢性リスク(生涯にわたる摂取) ・2023年の評価では、慢性リスクの可能性がある状況は見つからなかった。 ・ANVISAは慢性リスクの評価にあたり、プログラム上での現在のデータ及び過去10年間のデータ履歴を検討する。 ・これは、慢性リスクを計算するにあたりANVISAが、見つかった残留データと、各作物から作られた加工食品のプロファイルを含む、人口による消費データを照合することを意味する。 ・慢性リスク評価では、例えば、主に加工された砂糖の形で摂取されるサトウキビのように、農薬が承認されていてParaでは監視されていない食品を含め、これらすべての食品が生涯にわたって毎日摂取されることを考慮する。 #圃場での使用及び残留物の存在 分析では、残留農薬が検出されなかったのは検体の37%であった。検体の36.9%からは最大残留基準値(MRL)を超えない範囲での残留農薬が検出された。残りの26.1%の検体には何らかの不適合があった。 不適合とは、ANVISAが定めた基準値を超える量の残留物がある場合、またはその農作物に対して認可されていない農薬が存在する場合を表す。言い換えれば、不適合は、生産プロセスや適正農業慣行の採用における誤りの兆候である。 #結果の利用 過去10年間、Paraのデータは農薬の再分析の指針として利用されてきた。毒性学的再分析または評価見直しは、ANVISAが農薬に関連するヒトの健康に対する安全性パラメータを見直すプロセスである。このプロセスの結果、製品の上市が維持されたり、特定の制限が課されたり、あるいは禁止されたりする可能性がある。 過去10年間で、ANVISAは数百の製品に使用されている12の農薬有効成分の再分析を完了した。このうち6種類(カルベンダジム(carbendazim)、カルボフラン(carbofuran)、ホレート(phorate)、パラコート(paraquat)、メチルパラチオン(methyl parathion)、プロクロラズ(prochloraz))はブラジルで禁止され、特定されたリスクを低減するために様々な制限が実施された。 またParaによって、食品トレーサビリティに関するANVISA及び農務省(MAPA)の共同規格の策定が可能となった。この取り組みは、原産地から追跡可能な食品の量を増やし、地方当局による一層効果的な管理措置を可能にすることを目指している。 さらにこの結果は、近年、一部の作物で規制が設けられているカルボスルファン(carbosulfan)、メチダチオン(methidathion)、ホルメタネ―ト(formetanate)などの例のような、特定の作物に対する特定の農薬の制限の可能性を示している。 #複数残留物の分析 一部の農薬はヒトの健康に対して類似した毒性影響を及ぼし、これらの影響は組み合わされると増幅される可能性がある。この評価の重要性を認識し、ANVISAは2024年から2027年にかけて実施される戦略的プロジェクト「複数農薬の残留物を含む食品の摂取リスクの推定」を立ち上げた。 (以下、略) 当該詳細は以下のURLから閲覧可能。 Https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/agrotoxicos/programa-de-analise-de-residuos-em-alimentos/relatorios-do-programa |
地域 | 中南米 |
国・地方 | ブラジル |
情報源(公的機関) | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA) |
情報源(報道) | ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA) |
URL | https://www.gov.br/anvisa/pt-br/assuntos/noticias-anvisa/2024/anvisa-divulga-resultado-de-monitoramento-de-agrotoxicos-em-alimentos |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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