食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06410260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus subtilis AR-153株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書
資料日付 2024年12月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月13日、遺伝子組換えBacillus subtilis AR-153株由来食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(11月19日採択、PDF版13ページ、 https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9123)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素エンド-1,4-β-キシラナーゼ(4-β-D-キシランキシラノヒドロラーゼ; EC 3.2.1.8)は、遺伝子組換えBacillus subtilis AR-153株を用いて、AB Enzymes GmbHにより生産される。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しない。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程4工程にて使用されることが意図されている。
1. デンプン及びグルテン画分製造用の穀類(cereal)・その他の穀粒(grain)の加工工程
2. 焼成製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
3. 焼成製品以外の穀類由来製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
4. 醸造製品製造用の穀類・その他の穀粒の加工工程
 残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は、食品製造工程1においては除去されるため、食事性ばく露は、残りの3工程に関してのみ算出され、欧州集団における食事性ばく露は、1日あたり最大0.463 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生菌株のQPSステータス、及び、当該食品用酵素製造工程から懸念は提起されない点から、EFSAの食品用酵素に関するパネル(FEZパネル)は、毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの相同性を検索したところ、一致は検出されなかった。FEZパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、FEZパネルは、当該食品用酵素は意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9123
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