食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06410220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価420(FGE. 420)(ヘスペレチンジヒドロカルコンの評価)に関する科学的意見書を公表
資料日付 2024年12月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月4日、香料グループ評価420(FGE. 420)(ヘスペレチンジヒドロカルコン(hesperetin dihydrocalcone)の評価)に関する科学的意見書(2024年10月23日採択、31ページ、DOI: 10.2903/j.efsa.2024.9091)を公表した。概要は以下のとおり。
 EFSAの食品添加物及び香料に関するパネル(FAFパネル)は、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1331/2008に準拠して、新たな香料物質としてヘスペレチンジヒドロカルコン[FL-no:16.137]の安全性を評価するよう要請された。
 当該物質は、FGE.32において評価されたフラボノイド類のグループに構造的に関連し、ネオヘスペリジンジヒドロカルコン(neohesperidine dihydrochalcone)のアグリコンである。[FL-no:16.137]に関して提供されたデータに基づき、FAFパネルは、ヘスペレチンジヒドロカルコンとFGE.32の物質との間におけるリードアクロスは必要ないと考えた。しかしながら、FGE.32において評価されたフラボノイド類が累積ばく露評価において考察された。
 [FL-no:16.137]の製造工程、組成及び安定性に関して提供された情報は十分であると考えられた。FAFパネルは、遺伝毒性に関連する懸念はないと結論した。
 [FL-no:16.137]に関する吸収、分布、代謝、排泄(ADME)の研究は提供されなかったが、ネオヘスペリジンジヒドロカルコンのADMEを調査した研究が提出された。FAFパネルは、[FL-no:16.137]の生物中の運命はネオヘスペリジンジヒドロカルコンのものと同じであることに留意し、[FL-no:16.137]は無害の物質のみに代謝されると予想されると考えた。
 出生前発生毒性試験において、母体及び胎児毒性は観察されなかった。90日間毒性試験において、試験された全ての投与量(100~1,000 mg/kg体重/日)において、当該物質が甲状腺ホルモンレベルに影響するとの兆候が得られた。これらの変化は、甲状腺機能低下症を示す顕著な所見(apical findings)を伴わなかったため、FAFパネルは、このホルモンへの影響は有害ではないと考えた。
 参照点として1,000 mg/kg体重/日を使用し、慢性APET法(chronic added portions exposure technique)による推定食事性ばく露を考慮した場合、成人及び小児に関する適切なばく露マージンが計算された。[FL-no:16.137] 及びFGE. 32において評価された構造的に関連する4種類の物質に対する推定累積慢性ばく露は、安全性上の懸念を提起しない。提案された使用条件の下での食品用香料としての[FL-no:16.137]の使用は安全性上の懸念を提起しない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9091
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