食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06410110108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、発がん性化学物質トリクロロエチレン及びパークロロエチレンから国民を守るための最新の措置について公表
資料日付 2024年12月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は12月9日、バイデン・ハリス政権が米国の化学物質安全法に基づき、発がん性化学物質トリクロロエチレン(Trichloroethylene)及びパークロロエチレン(Perchloroethylene)から国民を守るための最新の措置を発表したことを公表した。概要は以下のとおり。
 EPAの最終規則は、有害物質規制法(TSCA)に基づき、トリクロロエチレン(TCE)の全ての用途、パークロロエチレン(PCE)の全ての消費者用途及び多くの商業用途を禁止し、残りの全ての用途について作業者保護を要求するものである。
 EPAは、2016年の超党派による改正TSCAに基づき、TCE及びPCEに関する最新のリスク管理規則を最終決定した。これは、数十年にわたる不十分な保護と深刻な遅延の後の、化学物質の安全性に関する新たな重要な節目となるものである。これらの保護措置は、バイデン大統領のがんムーンショット(Cancer Moonshot)、すなわち我々の知るがんを終わらせるための政府全体のアプローチに沿ったものである。
 TCEは極めて有毒な化学物質であり、肝臓がん、腎臓がん、及び非ホジキンリンパ腫を引き起こすことが知られている。TCEはまた、中枢神経系、肝臓、腎臓、免疫系、生殖器官に損傷を与え、胎児の心臓欠損を引き起こす。これらのリスクは、非常に低濃度でも存在する。本日の規則により、TCEの全ての使用は時間をかけて禁止される(特定されたリスクの大部分は1年以内に排除される)。また、大多数の用途について、より安全な代替物質が容易に入手可能である。
 PCEは、肝臓、腎臓、脳及び精巣のがんを引き起こすことが知られており、また、腎臓、肝臓及び免疫系への損傷、神経毒性、並びに生殖毒性を引き起こすことも知られている。本日の最終規則により、PCEの全ての消費者用途及び多くの商業用途における製造、加工及び商業での流通が禁止されることにより、これらのリスクからの人々の保護を強化する一方で、一部の職場での使用については、強力な職場管理が実施可能な場合に限り継続が許可される。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/newsreleases/biden-harris-administration-announces-latest-actions-under-nations-chemical-safety-law
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