食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06400580314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、従来の食品や飼料を補完する、昆虫以外の代替タンパク質源に関する国際会議の情報を公表 |
| 資料日付 | 2024年11月20日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は11月20日、従来の食品や飼料を補完する、昆虫以外の代替タンパク質源に関する国際会議の情報を公表した。概要は以下のとおり。 代替タンパク質源をテーマとするBfR主催の国際会議では、安全性、栄養価、消費者の受容性が焦点となっている。 ルピナス、藻類、昆虫、及びその他のタンパク質源は、国内で今まで利用されていないか、ほとんど利用されてこなかったが、食品及び飼料業界向けの開発が急速に進んでいる。目的の1つは、持続可能で資源を節約する循環型経済を通じて、増加し続ける世界人口に対してこれらの食品の入手可能性と安全性を確保することである。「代替タンパク質源の導入は新たな健康リスクを引き起こす可能性があり、それらを早期に特定し、評価する必要がある。そのリスクは、昆虫タンパク質によるアレルギーリスク、微生物リスク、汚染物質や未知の毒素によるリスクから、抗栄養素によるリスクまで多岐にわたる。」とBfR所長のアンドレアス・ヘンゼル博士は述べている。代替タンパク質源の開発の現状、他国による健康リスクの評価、これらの食品及び飼料に関連して明確化が必要となる規制上の問題に関し、2024年12月3日~12月5日に開催される国際会議「食品及び飼料のための代替タンパク質」において専門家等が議論する。 肉、卵、ヨーグルト、チーズなどの動物性食品は、ヒトの食事における伝統的なタンパク質源である。しかし、今日、消費者の中には、動物性食品を減らす、あるいはまったく摂取しないことを望み、他のタンパク質源を求めている人もいる。多くの動物性食品の製造における資源の消費も、代替タンパク質源を利用する理由の1つとして挙げられる。これまで食品及び飼料産業で利用されていなかった、またはほとんど利用されていなかった植物、国内ではルピナスなどのマメ科植物などがこれらの代替タンパク質源に含まれる。また、昆虫や培養動物細胞に由来する「人工肉」、微生物により生成されるタンパク質バイオマスなどの動物性タンパク質源も代替タンパク質源として研究されている。 1997年5月15日以前に欧州連合(EU)内でヒトの摂取用として相当量が利用されたことがなく、新食品規則(EU) 2015/2283に収載される食品カテゴリーの少なくとも一つに分類される代替タンパク質源からのタンパク質を含む食品は、EUでは新食品とみなされる。承認プロセスの一環として、欧州食品安全機関(EFSA)による健康リスク評価の対象となる。昆虫の場合、例えば、昆虫粉末の形態でビスケットやパスタなどの加工食品に添加することができるが、特にアレルギーのリスクに焦点が当てられる。例えば、室内塵ダニ類、甲殻類、軟体動物(貝類)にアレルギーを持つ人は、昆虫タンパク質を含む食品に対してもアレルギー反応を示すリスクが高い。そのため、BfRでは高度に加工された食品における昆虫タンパク質の検出方法が確立され、さまざまな昆虫種の潜在的アレルゲン性が研究されている。 さらなる健康リスクは、これらの食品や飼料に含まれる可能性のある望ましくない物質や汚染物質によって発生する可能性がある。例えば、豆類にはフィチン酸などの抗栄養素が含まれており、鉄や亜鉛などの重要なミネラルの吸収を阻害することが知られている。乾燥海藻には非常に高いヨウ素が含まれている可能性があり、甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性がある。その他の健康リスクには、タンパク質源に蓄積する環境由来汚染物質、微生物汚染、及び(一部は未知の)毒素が挙げられる。特に飼料の場合、代替タンパク質源が家畜の健康に及ぼす潜在的影響だけでなく、動物由来の食品への物質のいわゆる「移行」も考慮しなければならない。BfRの研究では、例えば、ルピナスの苦味物質(アルカロイド)など、動物飼料に含まれる健康上問題のある成分が牛の乳に移行する可能性があることが示されている。 この会議では、新しいタンパク質源の現在および将来の利用、各国における規制の枠組み及び安全性試験、さらに新しいタンパク質源利用の持続可能性及び社会経済的側面も議論される。栄養面や消費者の受容性についても議論の対象となる。この会議は、EFSA、米国食品医薬品庁(FDA)、シンガポール食品庁(SFA)、アイスランド食品及びバイオテクノロジー研究所(Matis)との協働の下、BfRが主催する。 「バイオインセクトノミー - 水産養殖用向け昆虫ベースの飼料の生物経済的生産」の詳細は以下より入手可能である。 https://www.bfr.bund.de/cm/343/nachhaltigkeitsziele-des-bioinsectonomy-projekts.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/de/presseinformation/2024/35/mehr_als_nur_insekten__alternative_proteinquellen_ergaenzen_herkoemmliche_lebens__und_futtermittel-317884.html |
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