食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06390500348 |
タイトル | フィリピン農業省フィリピン稲研究所(DA-PhilRice)、ゴールデンライスの商業的繁殖活動停止命令に関する控訴裁判所判決の見直しを最高裁判所に求めたことを公表 |
資料日付 | 2024年11月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フィリピン農業省フィリピン稲研究所(DA-PhilRice)は11月5日、ゴールデンライスの商業的繁殖活動停止命令に関する控訴裁判所判決の見直しを最高裁判所に求めたことを公表した。概要は以下のとおり。 先日、PhilRiceは、国内でMalusogライスとしてブランド化されているゴールデンライス(Golden Rice)の開発に関するカリカサン令状(Writ of Kalikasan)訴訟における控訴裁判所の判決に異議を唱え、保全処分(Temporary Restraining Order)及び予備的差止命令(Preliminary Injunction)(請願)の要請を伴う「移送命令のための再審請求」(Petition for Review on Certiorari)を最高裁判所に提出し、上訴した。 控訴裁判所は、2024年4月17日の判決(後に2024年8月15日の判決で修正)において、PhilRiceに対し、Malusogライスの商業的繁殖活動を停止するよう命じた。 PhilRiceは請願書において、控訴裁判所の判決の破棄し、カリカサン令状を撤回することを最高裁判所に求めている。 「Malusogライスは、貧困コミュニティに大きな利益をもたらす変革的技術である」と、2016年世界食糧賞受賞者でHarvestPlusの創設ディレクターであるHowarth Bouis博士は述べる。 Bouis博士によると、栄養失調は依然として喫緊の課題であり、発育不全に陥っている未就学児童は、上位20%の富裕層では8人に1人であるのに対し、下位20%の貧困層では半数となっている。この格差は15年以上続いており、フィリピンの子どもたちの成長及び潜在的な学習能力に影響を与えている。 ゴールデンライスは、オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)(2018年2月)、カナダ保健省(Health Canada)(2018年3月)、米国食品医薬品庁(FDA)(2018年5月)、そしてフィリピン農業省植物産業局(DA-BPI)(2019年12月)などの国際的な規制当局による厳格な安全性評価に合格している。2021年7月、フィリピンはゴールデンライスの商業的繁殖を承認した最初の国となった。 数々の研究から、ゴールデンライスの強化された栄養プロファイル及び向上した作物としてのレジリエンスが実証されており、フィリピンの農業従事者の生活向上の一助となり、国家食糧安全保障に貢献する可能性がある。 (※訳注) ・カリカサン令状に関する詳細は、以下のURLから閲覧可能(フィリピン控訴裁判所、環境訴訟手続き規則、PART III SPECIAL CIVIL ACTIONS、RULE 7 WRIT OF KALIKASAN、2010年4月13日)。 https://www.chanrobles.com/scdecisions/rulesofcourt/2010/am_09-6-8-sc_2010.php#google_vignette ・2024年4月の控訴裁判所判決は以下のURLから閲覧可能。 https://www.philrice.gov.ph/philrice-acknowledges-court-of-appeals-decision-granting-the-writ-of-kalikasan-against-golden-rice-in-the-philippines/ ・2023年4月の最高裁判所判決は以下のURLから閲覧可能。 https://sc.judiciary.gov.ph/sc-issues-writ-of-kalikasan-on-genetically-modified-rice-and-eggplant-products/ |
地域 | アジア |
国・地方 | フィリピン |
情報源(公的機関) | フィリピン農業省 |
情報源(報道) | フィリピン農業省稲研究所(DA-PhilRice) |
URL | https://www.philrice.gov.ph/philrice-seeks-reconsideration-of-ca-ruling-on-malusog-rice/ |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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