食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06390490149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788を含有する、それから構成される、及び、それから製造される食品及び飼料の認可を求める申請(EFSA-GMO-NL-2015-126)に対するEFSAの科学的意見書を補完する声明を公表 |
資料日付 | 2024年10月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月28日、遺伝子組換えダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788を含有する、それから構成される、及び、それから製造される食品及び飼料の認可を求める申請(EFSA-GMO-NL-2015-126)に対するEFSAの科学的意見書を補完する声明を公表した(10月3日採択、PDF版9ページ、https://doi.org/10.2903/j.efsa.2024.9061)。概要は以下のとおり。 3イベント スタック・ダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788は、以下の単一ダイズ・イベント3系統の従来交配育種により作出されている。 ・ MON 87705: 内在性FAD2酵素及びFATB酵素を下方制御するdsRNAを生成し、CP4 EPSPSタンパク質を発現する ・ MON 87708: DMOタンパク質を発現する ・ MON 89788: CP4 EPSPSタンパク質を発現する。 この交配は、脂肪酸プロファイルの変更(オレイン酸含有量増加)、及び、ジカンバ耐性及びグリホサート系除草剤耐性の付与を目的とする。 2020年4月2日、EFSAの遺伝子組換え生物に関するパネル(GMOパネル)は、規則(EC) No 1829/2003に基づき、食品・飼料用、輸入用、加工用のダイズMON87705×MON87708×MON89788の市場投入を求める申請EFSA-GMO-NL-2015-126に関する科学的意見書を採択した。本申請の文脈において申請者は、適用される法的要件に則ったダイズMON 87705の90日間給餌試験を提供していない(すなわち、試験用原材料の生産に用いられたMON 87705ダイズは、使用が意図されている除草剤により処理されていない)。さらに、申請者は、ダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788の脂肪酸プロファイルの変化を考慮した、規則(EC) No 1829/2003及び規則(EU) No 503/2013に準拠する市販後モニタリング(PMM)を提案していない。以上から、GMOパネルは、現行の規制の枠組の下におけるダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788のリスク評価を最終決定する立場にはなかった。 2024年4月10日、欧州委員会はGMOパネルに対し、規則(EC) No 1829/2003に基づき、食品・飼料用、輸入用、加工用のダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788の市場投入を求める申請EFSA-GMO-NL-2015-126に関する当初の科学的意見書を、申請者提供の新たな追加情報を考慮して補完するよう要請した。この新たな情報において申請者は、GMダイズMON 87705の90日間給餌試験を実施し、GMダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788の脂肪酸プロファイルの変化を考慮した市販後モニタリング(PMM)の提案を提出しており、GMOパネルが特定した欠陥を補完し、2020年公表の前回の科学的意見書にて結論が出なかった要素に対処している。 GMOパネルは、補足として提出されたGMダイズMON 87705に関するラットを用いた90日間給餌試験を評価した。当該試験は、OECD TG 407(Organisation for Economic Co-operation and Development Test Guideline 407)、及び、優良試験所基準の原則に則り実施されている。GMOパネルは、当該試験は、規則(EU) No 503/2013の要件に則しており、ラットにGMダイズMON 87705を30%又は15%配合した飼料を90日間給餌した後に、処理と関連する有害影響は観察されないと結論する。以前の評価及び新たな情報を考慮した結果、GMOパネルは、GMダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788は、申請EFSA-GMO-NL-2015-126に対する科学的意見書(2020年)及び補足の毒性学的試験にて評価された通り、申請の範囲内において、非GMコンパレーター及び試験された非GM参照栽培品種と同等に安全であり、ヒト及び動物に対して栄養学上の懸念を提起しないと結論する。 GMOパネルは、規則(EC) No 1829/2003及び規則(EU) No 503/2013に準拠する、食品のPMMに向けた提案に対する勧告を繰り返した。これに対して申請者から提出された提案は、採択された本科学的意見書にて記載されているGMダイズMON 87705×MON 87708×MON 89788のPMM計画に対する勧告に則した計画であると結論する。 (訳注) コンパレーター: EFSAの評価書におけるcomparator(s)とは、評価対象となるGMOイベントと可能な限り近い遺伝的背景を有し、GMO栽培条件と同等の条件にて栽培され、以下のEFSAのガイドラインの規定を満たす特定の栽培品種(群)を指す。 Guidance on selection of comparators for the risk assessment of genetically modified plants and derived food and feed https://doi.org/10.2903/j.efsa.2011.2149 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/9061 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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